教師にとって,始業式から三日間ほど大切な日はない。
 この三日間は,黄金の日々である。
 この三日間だけは,子どもたちは天使の如く素直であり,教師の言うことは何でも受け入れようとする。
 だから教師は,この三日間のうちに,一年間通用するルールとしくみを作らなければならない。
 どのように授業をしていくのかという典型例を示さなければならない。

 向山洋一氏『教室ツーウェイ99年4月号』(明治図書)

ここだけははずせないポイント

@情報を収集する
A3日間のシナリオを書く

(1)子どもの名前を全員覚える。声に出して言う。読み間違いがないかチェックする。
(2)要録,家庭環境調査表等に目を通す。
(3)前の担任に話を聞く。
    学習や友達関係,いじめの有無。その他,身体的に,また家庭的に配慮すべき子の把握。
(4)学習の情報を集める。
    いろいろな書籍から学年に関係ある書籍を探す。コピーしてノートに貼り付ける。
    TOSSランド(http://.www.tos-land.net/)から必要な情報をプリントアウトして,ノートに貼り付ける。一単元分。

(1)クラスで通用させるルールについて決めておく。
(2)クラスにしくみをつくる。
    担任が一週間休んでも子どもたちだけで活動できるように当番などをイメージする。
    一日目から時間を追って何をどのようにするのかノートに一覧表に書く。

始業式までに準備しておくべきこと

困ったときは 岸 義文 kishi@mx5.tiki.ne.jp まで
【書籍】 『教え方のプロ・向山洋一全集    (4)最初の三日間で学級を組織する
(16)子ども社会の差別とどう闘ったか(75)保護者が信頼する“教室の統率力”』

H P  『黄金の三日間の前にしておくこと』 Tossランド 2320147

       『黄金の三日間                   Tossランド 3110022

自分で学ぼう