1 大きくて読みやすい字で書く。

2 一番伝えたいことをシンプルに書く。

3 自分の得意なイラストを描く。

ここだけははずせないポイント

@板書メッセージを始業式前日に書いておく。
A自分のペースで進行する。

 始業式当日,子どもたちは進級の喜びを胸に,心を弾ませて登校してくる。新しい靴箱に靴を入れ,新しい教室に入ったとき,子どもの目をひく素敵な板書があれば,一層楽しい学校生活に期待が膨らむ。板書のポイントを示す。

教師が学級を統率していくためにも,第1日目の自己紹介では,この「担任のペース」が重要である。では,このペースに引きずり込むためにはどうすればいいか。

  自分の得意なもので勝負する。

 ギターなどの楽器,イラスト,ものまね,手品,珍しい物の収集など,自分にしかできないもので勝負していくのである。得意なものであれば,自信を持って子どもたちの前で披露することができ,子どもの質問にも答えられる。学級開きでは,最初に自分にしかない圧倒的なものを見せ,主導権を握っていくこと肝心である。

子どもとの出会い演出ポイント

 大きくて読みやすい字で書かなければ,子どもたちへのインパクトは半減してしまう。書きたことが次から次へと出てきても,ダラダラと書いては子どもたちへの心には届かない。「これぞ!」という言葉や文章を一文書くと,インパクトを与えることができる。文字だけというのは味気ない。何か1つでも,自分の得意なイラストを模写すると楽しさ倍増である。答えがわからないように,担任あてクイズを書いてみたり,当日の日程と活動の内容を簡潔に書いておいたりすると,子どもたちは動きやすくなり親切である。

困ったときは 岸 義文 kishi@mx5.tiki.ne.jp まで
自分で学ぼう
【書籍】 『教え方のプロ・向山洋一全集     (4)最初の三日間で学級を組織する    (16)子ども社会の差別とどう闘ったか
    (75)保護者が信頼する“教室の統率力”』

      『「教科外指導おもしろ百科」小事典』河田孝文編著(明治図書)
H P 『黄金の三日間の前にしておくこと』 Tossランド 2320147
     『黄金の三日間                  Tossランド 3110022