今が食べごろ



2004年3月

 

2004年2月

 宮川早生・興津早生これらの品種は12月まで木においた完熟品として十分に美味しいのですが、小粒な実でしかも
樹冠内部になっている実を1月から2月まで木にならせたままにしておくと実はさらに甘くなって中袋も薄くなり、これこそ
究極のみかんと言えるような美味しさのみかんができ上がります。普通ですと実に果実用の袋をかけておかないと小鳥
に食べられてしまうのですが今年は冬鳥の飛来が少なくそのままでも大丈夫のようです。とにかくこれは美味しいです。

 本格貯蔵の青島温州はこれからが食べごろです。特にマルチ栽培で味を引き締めたものは糖・酸ともに高くいつまで
も味ボケしません。
 
越冬完熟早生みかん                      葉付きの越冬完熟みかんとマルチ青島温州の詰め合わせ


2004年1月
               新年を迎えました。明けましておめでとうございます。

山本柑橘園ではみかんの収穫がほとんど終わり、今一息ついているところです。
これからは収穫後貯蔵されている青島温州の出荷が始まります。青島温州とはどんなみかんでしょうか、良くご存知の
方も多いかと思いますが簡単にご説明いたします。青島温州は静岡県の青島平十氏が尾張温州の枝変わりとして発
見したみかんで特徴としてはやや大玉で糖度が比較的高いみかんとして知られています。みかんの中では晩熟系で12
月になってからの収穫が望ましいみかんです。果皮はやや厚く中袋も硬いのですがその分だけ貯蔵性に優れていま
す。本格的な貯蔵を行うとさくらの咲く頃まで美味しく食べることができます。なんといっても青島温州の最も優れている
ところはこの品種の持つ独特の甘さです。言葉で説明するのは難しいのですが、他の品種のみかんに比べてソフトな
甘さというか上品な甘さと言うべきか、とにかくすばらしい甘さを持っています。でも栽培するのはかなかな難しい品種と
言えるでしょう。


            青島温州の結実状態


2003年12月

 山本柑橘園では11月の末から完熟早生(興津早生・宮川早生)の収穫に入りました。今年は夏の天候が良くなかった
ため十分な味をのせるのに大変苦労しました。収穫時の糖度は12.5〜14度です。一週間から10日くらいしずかに寝か
せておくととがった酸味が取れてまろやかな甘さでいっそう美味しいみかんとなります。本格的な販売は12月10日頃
からの予定です。





美味しいみかんの見分け方・
どのようにして美味しいみかんは生まれるのか
      

完熟になったみかんはヘタまで黄色くなります。黄色の星型の
ヘタの付いたみかんはゴールデンスターと言って最も美味しい
みかんの勲章です。

みかんの大きさ規格は2S〜3Lまであります。左端が3Lで
右端が2Sです。早生みかんの場合は2S〜Mのサイズが
最も美味しいサイズです。                   

団子状になったみかんは品質がよい

マルチシートで雨水を制限しています。シートの反射光はふ
ところの実まで明るく照らします。                


   山本柑橘園のみかん畑は穏やかな瀬戸内海に面した南向き斜面にあります。日当たりがよく水はけの良い傾斜
地です。そして土質は味の良いものを産み出す安山岩系の土です。


秋の日差しは海に反射して夏よりも明るくみかん園を照らし
 ます。                                


今年もタヌキさんがみかんを食べ始めました。収穫の手伝いもありがたいのですがこの様なもぎ方では困りますね。は
さみを貸してあげるべきでしょうか。


甘さも食べやすさもひときわ光る完熟早生みかん
みかんは自然にならせると大きなみかんからごく小さなみかんまで大小さまざまな大きさの実がなります。日本では普通店先で売られるときには大きさの揃えられたパックで販売されます。その大きさの販売規格はS(55mm〜61mm)、M(61mm〜67mm)、L(67mm〜73mm)、2L(73mm〜80mm)などなどです。多くのお店ではMかLのサイズが最も高く売られていますが早生みかんの場合はどうでしょう。
美味しさの面から考えるともう少し小さめのみかんのほうがお買い得だと思います。早生みかんは外の皮が薄く、外観の割りに中袋が大きいのです。そして、こぶりな実のほうが味が濃くて中袋も薄いのです。

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