南津海を食べてみたい人

(南津海はまだほんの少ししか栽培されていません)

あなたはもう南津海を食べてみましたか


南津海の特徴

1. 南津海は色形は普通のみかんに似ています。

2. 大きさはみかんより少し大きくて、一個140gから150gくらいの大きさが標準です。



3. 皮をむくのはみかんやポンカンのように簡単です。

4. 中袋はとても薄くて軟らかくそのまま飲み込めます。でもやわらかすぎて手がべたべたになるこ
とはありません。

5. 味はどうでしょう。果物の味で一番先に気になるのは甘さですね。年によって多少の良し悪しは
ありますが糖度は平均13から14度です。

6. 甘さの次に気になるのは酸味ですね。この頃の若い人や都会の人は酸っぱいものは苦手という
人が多いようです。でもご安心を酸っぱいものの苦手なうちの家内が(若い人・都会の人ともに当て
はまりませんが)平気で食べていますのでほとんどの人には大丈夫だと思います。

7. 香りはどうでしょう。柑橘系の香りが嫌いというひとは少ないと思いますが、柑橘の中にも癖のあ
る強い香りを持つものからさわやかな香りを持つものまでいろいろです。南津海の香りはソフトさわ
やか系です。

8. これまでに挙げた性質はどちらかというと果物として好ましいことばかりですが、食べるときに喜
ばれないこともあります。南津海はみかんや種無しブドウのように完全無核ではありません。まった
く種の無い実もありますが、ふつう数粒から多いもので10粒くらいの種があることがあります。今完
全に種をなくすための研究をしています。

9. もう一つの欠点は外観の問題です。もちろん見た目の問題ですから味や食べたときの満足感と
は関係の無いことですが日本では果物は味がよいだけでなく見た目も美しいことが要求されます。
南津海の場合春の日差しが強くなるころまで樹になっているので回青現象といってみかん色の赤い
色素が少なくなって緑色の色素が戻ってくる現象があります。市場・流通の中では黄色系の柑橘は
色に大差が無いせいか色の問題はほとんどありませんが赤系の柑橘は紅の濃い物ほど好まれる
傾向にあります。回青して紅の薄くなった柑橘はみな不当に評価を下げているのですが、流通も消
費者も最もおいしい時期の果物の外観を覚えて食べごろの目安とすべきだと思います。今までのよ
うに外観ばかりにとらわれると未熟でおいしくない果物を高い金を払って食べさせられるという矛盾
に陥ります。私は南津海の外観については回青したもので覚えていただきたいと思います。





2003年03月19日
南津海を食べて見たい方にはご注文に応じてお送りいたします。



戻る