■■■ アクティブカウンターとは? ■■■ アクティブカウンター(以下AC)とは、相手に技をガードさせられた際、ガード中に 技を連打して最速で出し、連係などに割り込んで反撃することの総称です。 連舞での連係の他、相手の牽制による連係に有効なテクニック、と思ってください。 ACとはどういう状況で使うのかというのを簡単に説明しましょう。 相手が連続で攻撃してきた場合、連続ガードになる攻撃は初弾をガードすれば、以降 連続ガードになる技をガードしている間はガードを離しても連続ガードになります。 しかし、連続ガードでない連係をされた場合はガードが解け、技がヒットします。 この「ガードが解けた瞬間」にこちらが行動を起こして相手の連係に割り込むために ACを使います。 技によってはガードしながらでもACが可能です。 上記の説明をしたのは、連続ガードが解けるタイミングであれば 「ガード方向に入れずに出す必殺技なども使用可能である」というのを説明したかった ためです。 なお、基本的に相手の技如何でこちらのガード硬直も変化するため、ボタン一発で出す ことは難しいので、基本的にACは技を連打して割り込むのが基本になります。 (これにより最速で出せます) また、技にもよりますが、ガードを入れながらACできるほうが、安全度は高いです。 ■■■ アクティブカウンターの基本 ■■■ まず割り込める技、となりますが、基本的にはどの技でも可能です。 しかし、やはり単純にACに向いている状況、というのが存在します。 まず、基本的にはガードを入れながらACできるのが理想です。 これは相手がガードになるか否かのギリギリの連係をした際にガードが解けない状況を つくるのが目的です。 次に、出の速さも重要です。 いくら相手の連係を返すとはいえ、遅い技ではせっかくのACもそこに技を食らって しまいます。 最後に、これは必殺技全般についてですが、相打ちでも状況的に優位になれることが 大事です。 例えば、相手の連係に相打ちを取ったとしても、お互いが五分の状況で、ダメージも 期待できないのではACの意味が薄れます。 ここはせめて、通常技に相打ちをとってもダメージがそれなりにあり、相手を転倒させ られる技、が有効だと思います。 ■■■ アクティブカウンター向きの技と、その主な使用方法 ■■■ ●立ち弱 ガードしながら出せ、大抵のキャラの技の中では最速の速さで出るこの技。 相手にガードされても連舞で押し返すことができ、ヒットすればあわよくば連続技も 可能という優れたACです。 問題はリーチと相打ち、そしてガード方向、という部分でしょうか。 相手に完全に攻め入られている近距離(連舞など)への割り込みには向きますが、 中距離を保つ相手への連係割り込みには向きません。 また、相手がAC対策としてわざとディレイをかけた連係を組んだ場合は、相打ちに なることがありますが、その際ダメージも微々たるものですし、決して状況的に よいものでもありません。 そして、最大の欠点は「下段ガードできない」ACであることです。 立ち弱というだけあり、ガードしながら出すにも立ちガードから、となります。 相手が下段にふる連係であればACで割り込みにそれほど問題はないのですが、 連舞中の下段が連続技となるを繰り出す相手には、そこでモロにダメージを受ける ことになります。 そういう相手は決して多くはないですが、連舞から連続技が強力な相手もいますから、 この辺は特に注意して使用するべきでしょう。 これらの問題があるとはいえ、近距離での反撃の期待値はかなり高いACだと思います。 ●しゃがみ弱 これはしゃがみ弱の出が早いキャラ限定です。 相手を止めるには若干弱く見えるかもしれませんが、ガードされてもそれほど不利な 状況にならず、ヒットすれば必殺技・秘奥義キャンセルも可能。 また、ガード時相手が迷えば、キャラ如何ではそこから投げや立ち弱からの連舞への 連係も有効です。 多用はできませんが、アクセントにできるキャラは狙ってみてもいいかと思います。 ●必殺技 出が早く、相手を転倒させられる必殺技は、流れを一気に持ってくることができます。 ただ、必殺技は総じて、密着でガードされると反撃確定なものが多いので、性能如何で 使う状況が大きく異なります。 例えば出が早くリーチがあるなら、中距離の牽制攻撃ガードに対してACをかければ、 相手がうまく中攻撃〜中攻撃で固めたりする際にいい反撃になります。 梵天丸の虎虐餓猛(必殺投げ)や京四郎の壬楚魏(当身)などは逆に、近くの連舞中の 割り込みをするACとして向いていたりもします。 (京四郎の壬楚魏について疑問を覚える方もいるでしょうが、性能上必殺技が出てからの  受付時間が短いため、中距離の牽制は食らう可能性が高いのです) これらは各必殺技ごとに使い方を考えてみましょう。 なお、自キャラ後方にレバーを入れる必殺技は、立ちガード・しゃがみガードのどちら でも、その状態で必殺技ボタン連打で技を出せるメリットがあります。 ●秘奥義 これは暗転あり無敵時間あり、で大抵のキャラが有効に使えます。 特にAC対策の通常技ですら潰しますので、確定できそうであれば迷わずACとして 使ってヒットさせていきましょう。 但し、相手が単にガードしていない状況では、ほとんどのキャラが暗転中ガードで 秘奥義をガードでき、しかもガード後隙が大きい秘奥義が多いので、駆け引き内で 使うのはあまりオススメできません。 これらをうまくACに使って、自らの状況を少しでもよくできるように立ち回って みてはいかがでしょうか?                           2003/01/02 著:紅アイガー