A組(ストライカー梨田、サイクロン渡辺、レイヴンそよぎ、レイチェル・ロッカス)
まずはA組だが、シード選手は梨田と渡辺となるが、完全に1強3弱の組となっている。
トーナメント自体の優勝候補でもあるその梨田。
今年は予選からのスタートとはいえ、このリーグでの圧倒的な実力差を考えると順当に3戦全勝でのトップ通過は固いところ。
問題は2位以下の予想となる訳だが、もう一人のシード、渡辺の調子が今年はイマイチで結果が残せていない。
また、その直線的なファイトでは駆け引き上手の他の選手にうまくかわされてしまうだろう。予選リーグとはいえ甘くは無い。
レイチェルに関してはデータが乏しいが、その実力は折り紙付き。予選突破は十分ありえる。
初戦が梨田相手なのは厳しいが、引き分け以上に持ち込めばトップ通過も夢ではないだろう。
そして平成9年組最強といわれるそよぎだが、さすがにこの上位陣相手では厳しい部分もある。
ただ、先日の渡辺戦で見せた強さをここでも発揮出来ればリーグ通過も期待出来る。
2位以下は予想が非常に難しい組だが、敢えて順位をつけるとすれば、1位梨田、2位レイチェル、3位そよぎ、4位渡辺としておこう。
B組(タイタン佐々木、一条翼、南紗織、フェンリル理沙)
シード選手はタイタン一人。ずば抜けた実力者がいない為、A組とは対称的に3強1弱の組である。
さて、唯一人のシード選手であるタイタン。
実力的には一歩抜け出しているのは事実だが、どうしてもムラッ気が多く、実力を十分に発揮できるかは疑問が残る。
次に一条だが、同じ血盟軍であるサキの影に隠れてこれまで今一つ目立ててないが、その実力は確かなもの。
初戦にてライバル南を倒せばかなり有利になるだろう。
去年、トーナメントに旋風を巻き起こした南だが今年は伸び悩んでいる。
スタイルに迷いがあるようだが、早く固めないとリーグには間に合わない。
その南の同期であるフェンリルは、1次予選では対戦相手に恵まれリーグ参加となったが、さすがに勝ち上がるのは厳しいだろう。
当然他の選手は勝ち星を狙いに来るだろうが、仮にフェンリル相手に黒星となってしまえば大きく脱落してしまう。
そういう意味ではリーグの鍵を握る選手といってもおかしくないだろう。
ここも順位予想は難しいが、1位一条、2位タイタン、3位南、4位フェンリルとしておこう。
C組(サイボーグレディ、剣崎サキ、日野美夜子、伊沢詩織)
シード選手はサイボーグと剣崎。だがどの選手も勢いがあり、誰でもトップ通過が可能な組だろう。
その中でも実力的には最も上とされるサイボーグ。
打撃の破壊力は圧倒的だが、その他の技がどうしても貧弱。それだとプロレスは厳しい。
だが、自分のペースに持ち込むことさえ出来ればその圧倒的な打撃が火を吹くことだろう。
タッグトーナメントでの評価でシードを獲得した剣崎は、このリーグ内では最も安定した実力を持っている。
また、勢いもある血盟軍、リーグのトップ通過は十分期待出来る。
修行の成果か大化けして復帰の日野は、実力的には最も劣るが、同じく勢いを維持することが出来れば予選通過は十分有り得る。
初戦の剣崎戦が最大の試練となるだろう。
西女から参加の伊沢だが、同じく西女の九条もリーグ参加する。当然先に負けたくは無いだろう。
対抗戦で3タテした勢いをまた見せて欲しい。
激闘が予想される組だが、最終順位は、1位剣崎、2位サイボーグ、3位伊沢、4位日野で間違いないだろう。
D組(プリンセス瑠璃、ブレンダ・バーティス、ジェニファー・ハール、九条静)
シード選手は瑠璃とブレンダ、大型外人が集まり、最も過酷なリーグだろう。
梨田と同じく今年はリーグからの参加となる瑠璃。
安定した試合運びが持ち味で優勝候補の一角だが、どうしてもパワー系の選手に分が悪い。
ブレンダ、ジェニファーとパワー外人が居並ぶこの組、意外とリーグ通過は厳しいかもしれない。
その最強のパワーレスラー、ブレンダは同じく優勝候補の一角。
桁外れのパワーは、並のテクニックでは対抗出来ない。トップ通過は有望だろう。
同じくパワーレスラーのジェニファーだが、実力的には先の二人よりはかなり劣る。
ただ、そんな実力差をも埋めてしまう一撃の破壊力は健在だ。
西女から参加の九条は、厳しい戦いが待っている。
初戦の瑠璃戦、因縁の対決に勝利する事が出来たとしても、予選通過当確とは言えないのだから・・・
過酷な死の組、順位予想は、1位ブレンダ、2位瑠璃、3位ジェニファー、4位九条。妥当な予想と思うが結果が全く変わる可能性が大きいのもこの組になるかもしれない。
E組(川島唯、北川凶、沢田麗奈、龍崎奈緒美)
シード選手は川島、北川、沢田の3名。
2年の海外遠征から帰国の川島、3年ぶりの参加になるが、定評のある受身は健在で、
リーグ内での取りこぼしは考えにくい。安定した試合運びでトップ通過は確実だろう。
去年予選リーグにて失格となった北川、今年は援護すべきヒール所属選手はいないが、
敢えて反則技を辞さずに波乱を引き起こす可能性もある。レスリングともども動向に注目したい。
最近血盟軍入りした沢田、血盟軍での立場を絶対なものにする為にもリーグ通過は絶対条件。
それが夢ではない実力を持つのが沢田の怖いところだ。
激闘の末、リーグ参加を果した龍崎だがそのリーグの通過となると厳しいだろう。
川島との師弟対決が見所か。
シード選手のひしめくE組、順位予想は、1位川島、2位沢田、3位北川、4位龍崎。北川の行動次第で大きく変わる可能性もある。