育毛剤の効果が出て来る期間は

育毛剤をつけ始めたからといって、数日で毛が生えてくるというものではなく、効果を感じるまでにはかなりの期間が必要です。

その期間は大体3ヶ月から半年と言われています。

これほど時間がかかるのは、髪は生き物と同じで寿命があり、以下の、髪の一生のそれぞれの期間というものは大体決まっており、どの髪も順番通りに進行するからです。

「頭に残ってはいるけれども、すでに成長しなくなった髪」でも、ある程度の期間はそのまま頭に残ってはいますが、育毛剤をつけてもいずれは抜けてしまいます。

この抜けた毛穴から再び産毛を生やすのが育毛剤の役目ですが、髪のサイクルとして、その同じ毛穴から髪が生えてくるのは数か月後になります。ですからやはり変化を感じるまでには随分と時間がかかるのです。

育毛剤をつけたからといって、すでに死んだ状態になっている毛を生き返らせることは出来ませんが、成長期を引き延ばすことは可能のようです。

髪の一生は

(1)産毛として新たに生える。

(2)伸び続ける。(成長期と言われ、2年から4年の間)

(3)成長が止まり、だんだんと抜ける状態に変化していく。(退行期と言われ、2-3週間の間)

(4)まだ頭に残っているが、いつ抜けてもおかしくない状態。(休止期と言われ2ヶ月から4ヶ月の間)

(5)抜け落ちて、毛穴だけになる。

髪の一本一本は全て、どの時期にいるかバラバラです。

多くの人は、すでに髪がなくなって毛穴だけになっている部分に育毛剤をつけますが、新規で生えてきた髪はとても細くて弱々しく、目に見えないほどです。これが目に見えるほど太く長く成長するまで、早い人でも3ヶ月以上はかかります。

あくまでも順番通り、そして髪の一生の期間に沿って進行していきますので、やはりそれなりの時間がかかるのです。

ただ、育毛剤を付け始めて1ヶ月も経たないうちに「髪が増えた」と感じる人もいます。それは本数が増えたのではなく、育毛剤によって抜け毛が減ったからそう見えるのです。

本来でしたら抜け落ちていた髪が残って成長を続ければ、そしてその髪が何年も成長している太い髪でしたら、それぞれが1cm伸びれば、その部分の見た目もかなり変わってきます。

抜け毛が減るというのも、育毛剤の大きな効果であり、新規の毛を生やすことと同じくらい大切なことです。

1ヶ月か2ヶ月その育毛剤を使ってみて、抜け毛が減った、髪がふわっと立ってきたような気がする、など何かの変化を感じたら、それは自分にとって効果のある育毛剤である可能性が高いです。

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