減量を意識

大学を一年ほど留年して5年生になった時、就職に備えて減量しなければという考えが起き始めました。

特別に何かをしたというわけではありませんが、食べる量を意識して減らした結果、卒業の時には100kgちょっとまで体重は減らすことが出来ました。12~13kg減ったわけですが、これには一年近くかかっており、月平均1kg程度の減量です。

方法というほどのものはなく、食べる量を減らしただけで、相変わらず好きなものは食べていました。

要は「食事の量を減らす」という意識が一年間保てるかどうかだけであり、60kgの人が12~13kg減らすのと、115kgの人が12~13kg減らすのでは難易度が違います。かなり太っていたので、最初の10kgくらいは少しの努力で落とすことが出来ました。

それから卒業し、就職。100kg前後を何とかキープしていた時代が4~5年続きまして、その間は以前の減量期間で減らした食事の量に慣れていたので、特に体重が増えるということはありませんでした。

逆に言うと、「食事の量を減らした」という習慣では、このあたりで体重の減少が止まったということになります。

最初の就職先であるスーパーを辞めて転職し、寺に入りました。入ったというか就職したというか。。ここで坊主を5年ほどやって、再び辞めて今は地元に帰って就職しているのですが、この寺での最初の3年の間に22kgほど落ちました。

寺にいる間は別に住み込みではなく、通いだったのですが、この時期にトレーニングセンターに入会し、以前から多少はやっていたのですが、ウエイトトレーニングを本格的に始めました。

自分が行っていたところは広島トレーニングセンターというところで、ここはボディビルのコンテストに出る選手も多く、広島県内でもレベルの高さはトップクラスのところです。

ここで知り合ったメンバーたちに刺激され、またもや自分の中で「ダイエットブーム」が起きました。この時が一番燃えていました。

減量方法

まず食事を意識しました。朝は自分の家で食べるのですが、この時にはカロリーメイトとプロテイン、それにパンを食べるのがありがちだったパターンで、昼は寺で出される食事を食べます。

寺の食事はいわゆる精進料理というヤツで、おかずにコロッケが1個あれば贅沢なほうで、よくあるパターンとしては「ご飯一杯・味噌汁・野菜・漬物」の4つです。

ちなみにご飯が「豆ご飯」などの、混ぜ物ご飯である場合、おかずが無いという暗黙のルールがありました。ですからその時は「豆ご飯と味噌汁と漬物」だけです。精進料理というか、これは減量期のボクサー食のようなものです。


昼飯はこのように外的要因が強く強制的だったのですが、ダイエット目的のためにはちょうど良いと考えていました。

しかしこれだけではさすがに腹が減ります。夕方ごろになると毎日身体がだるくなって動く気がしなくなり、完全にエネルギー不足の感じがしてました。結局隠れてパンやハムを食ってましたが。

それから一番肝心な晩飯ですが、トレーニングセンターに行ってから家で食べますが、太った時の逆パターンで、「寝る前に食べるものを減らせば体重も減る」と信じ、晩酌のメニューを大幅に変えました。朝と昼はある程度適当でも、夜の食事が一番肝心と考えたからです。

「ふえるわかめちゃん」という乾燥ワカメを主食として食べます。これは水に入れると水を吸って膨張し、元のワカメの状態に戻るという商品で、水に入れると驚くほど体積が増えます。

これを茶碗に入れて米の代わりに食べました。海草はノンカロリーですので、これを主食としたのです。

それに伴うおかずとして、ツナ缶(野菜スープ煮)2つと、ゆで卵2つなどを酒の肴としました。しかし酒だけはやめられません。酒をやめろというのは死ねというのと同じことです。(コップ3杯くらいです。アル中ではありません)

しかし毎日毎日ワカメを食っていればさすがに飽きます。飽きたらワカメを糸コンニャクに代えました。

これも飽きたら次は乾燥ヒジキを買ってきて、ワカメと同様水に入れて元に戻し、これを主食とします。ヒジキは水で元に戻しただけで、何も味つけせずに食べましたが、これはあまりにもマズ過ぎました。

ダイエットの薬だと思って我慢して食べました。この次には真空パックになっている「水煮大豆」、それから豆腐半丁などが晩飯の主食となりました。

具体的には、以下のABCから1つずつを選んで毎日3品だけを酒の肴とすることにしました。
(※浅い思慮で考えたものですから、あまり参考にしないで下さい。)


 A(主食)
ワカメ
糸コンニャク
ヒジキ
水煮大豆
豆腐

 B(肉類)
鳥のササミ120g
コンビーフの缶詰
ハム
ウインナー

 C(肉類以外でタンパク質含有量の割と高いもの)
ツナ缶2つ
かつお缶2つ
ゆで卵2つ
海苔30gとカツオ節30gくらいのセット


例えば「糸コンニャク・ハム・ゆで卵2つ」の3品だったり、「豆腐・ササミ・ツナ缶2つ」の組み合わせだったりします。

この食事パターンは3年くらい続けましたが、毎日こんなことばっかりやってたら気が狂いそうになります。

適当な間隔を空けて、5日から7日のうちの一日は好きなものを腹一杯食って飲んでました。このような減量食を100%、何年も続けられるほどの鋼鉄の意志は持っておりません。

体重の方は、一ヶ月から二ヶ月で5~6kgは落ちるのですが、ある程度のところまで落ちたら、そこで止まります。この食事パターンを続けていても一ヶ月以上変化がありません。

ですが、ある日突然前日に比べて2kgくらい落ちる日があります。それから一ヶ月くらいでもう少し落ちて、またそこで一ヶ月以上止まります。

体重の変化を折れ線グラフで表すなら、減少して水平、また減少して水平、この繰り返しでした。決して期間に伴って徐々に落ちていったわけではありません。

78kgくらいまで落ちた時、自分の姿を鏡で見て何か異様に貧弱に感じたことがあって、この時に「今回の減量はこの辺で終わり」などとゴールにして、後はだんだんとリバウンドしてしまい、現在は90kg台まで戻ってしまいました。

「リバウンドしてる奴がダイエットを語るな!」と言われそうですが、その辺は広い心で受け止めてやって下さい。

結局一番重たかった時期からすればトータルで37kg減量したということになりますが、実際には10年近くかかっています。といってもずっとダイエットしっぱなしだったわけではありません。

そこまで意識は続きませんので、自分の中で起こる「減量ブーム」の間は真面目にダイエットをし、ある程度落ちたらダイエットはヤメ。普通に戻って、ちょっと体重が増えたらまたダイエットの繰り返しです。


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