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No.15 二人の人間の精神が、お互いに一瞬にして入れ替わる「人格の入れ替わり」



これは、イタリアのジェノアとナポリという、二つの都市で起こった事件である。

まず、ジェノアには、ニネッタ・ブッジという30歳の女性いた。彼女は、自分の家のベランダに出ていた時、突然カミナリが近辺に落ちて、そのショックで気を失ってしまった。すぐに病院へ運び込まれて治療を受けたが、彼女は気がついた時から妙なことを話し始めたのだ。

「私はニネッタ・ブッジという名前ではありません。私の名前はジコーラ・ムッセーノと言います。住んでいる場所はナポリです。駅に行く途中に突然カミナリにうたれて気を失ったのです。」

名前も住所もカミナリにうたれた時の状況も、事実とまるで違うことを口走り始めたのだ。いくら質問しても、自分は「ニネッタ・ブッジ」という人物ではないと言い張る。

結局精神が錯乱しているという結論になり、彼女は精神病院へ入れられることとなった。


そして、そのブッジ夫人がカミナリにうたれたのと全く同じ時刻に、今度はナポリで、ジコーラ・ムッセーノという39歳の夫人が、駅に向かって歩いている途中、やはりカミナリにうたれてそのまま失神してしまった。彼女も同じように病院へ運び込まれ、そして気がついた時に発した言葉は・・。

「私はジコーラ・ムッセーノという名前ではありません。ニネッタ・ブッジといいます。ジェノアに住んでいます。私は自宅のベランダに出ていた時にカミナリにうたれて気を失ったのです。」

彼女もまた同じく事実とは全く違う主張を始め、色々な検査の結果、先のブッジ夫人同様、精神が錯乱しているということで精神病院に入れられることとなった。


この二人がたまたま同じ病院に入院してきたため、お互いの人格が入れ替わっているという事実がこの時点で判明した。もちろん互いに面識もなかったし、完全にアカの他人である。

つまりはカミナリによって、二人の精神は全く入れ替わってしまったわけだ。そして入れ替わったのは性格だけではなく、お互いの過去の記憶までもが入れ替わってしまったのだ。

これはドイツのハノーバー心霊科学協会が発表した事実で、医学的見地からみても説明のつかない事件であるが、このような人格の入れ替わりは世界中から多数の報告があるという。



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