No.08ビールと焼酎はどっちが太る?


アルコールを100gあたりでカロリーの低い順に並べてみますと、一位はビール。ついでワイン、日本酒、焼酎、ウイスキーとなります。ただし、アルコールを飲む場合、アルコール自体のカロリーよりも一緒に食べる「つまみ」が問題なのであって、何を飲んでいても高カロリーのものを一緒に食べていれば太ります。

また、ビールが低カロリーといっても、その分日本酒や焼酎よりも大量に飲めるため、総カロリー量は結局その分増えてしまいます。太るのは酒の種類ではなくカロリーのとり過ぎです。


また、酒のつまみとしては肉や魚、豆腐など、タンパク質を多く含んだ食品が絶対必要です。体内に入ったアルコールのほとんどは肝臓で解毒されますが、タンパク質が不足していると肝臓がうまく機能しません。肝臓を使い過ぎて一時的に悪くしたとしても、タンパク質を十分とっていれば回復が早いと言います。

タンパク質の摂取量が一日40gで大酒を飲み続けているとほとんどの人が肝硬変になるが、80g以上とっていればアルコール性肝炎にとどまっているというデータもあります。また、酒を飲むと身体はビタミンB1を多く消費するようになるため、B1を多く含んだ豚肉などを食べるとよいでしょう。B1が不足すると身体がだるくなってやる気がなくなります。毎晩酒を飲んで身体がだるいような人はB1不足かも知れません。



Top Page  雑学の表紙へ  No.09  No.07