No.24犯罪者に共通している性格的な特徴


心理学者のエルンストは、数多くの犯罪者を観察し、彼らによく見られる性格的な特徴として、次の三つを挙げています。

1.
すぐにカッとなる性格。これには外部からの刺激に対してすぐに反応する「刺激型」と、怒りやイライラがだんだんと溜まってきて、ある瞬間に爆発する「興奮型」の二つがあり、いずれも20才前後の若者に多い。

2.
ものごとが長続きしないタイプ。なにをやってもすぐに飽きてしまい、仕事についてもすぐに辞めてしまう。職を転々として、自分の立てた計画を完遂することが出来ない。50才を過ぎても刑務所を出たり入ったりしている。

3.
他人をかわいそうと思う心とか、良心、恥ずかしさ、反省、などの人間的な感情が欠落しているタイプ。人の心の痛みが理解できないばかりか、自分の苦痛についても鈍感な部分がある。自分の死刑が執行される前に、鼻歌さえ歌えるという。

エルンスト氏によると、刑務所に収容されている人の30%から50%の人に、こうした特徴が見られると言っています。