No.40嘘をついている時に身体の表面に現れる言動


「嘘」というものは社会でも日常生活でも当たり前のようにあふれています。嘘をつかれても、いまだにそれが嘘だったと気づいていないことも多くあるかも知れません。

嘘の種類もいろいろあり、中には自分の利益のためだけの嘘や他人に被害をもたらすものなどの悪質なものから、物事を円滑に進めるための嘘、相手を安心させたり傷つけまいとする嘘など、優しさから出る嘘などもあり、「嘘 = 100%の悪」とは言えない場合もあります。

ただ、どういった嘘であれ、人間は嘘をつく時、その後ろめたさから、知らず知らずのうちにいろいろな動作をとってしまうことが知られています。


代表的なものとして、

ポケットに手を入れたり揉(も)み手をしたり、手を後ろにまわしたりして手の動きを抑えようとしたり、手を隠したがる傾向があります。

あるいは逆に、手が落ち着かず、しきりに鼻や口のまわり、髪などを触るしぐさが増えます。

会話に対する返事も、必要最小限の返事しか返しません。なるべく手短に会話を終わらせようとします。

笑うことが少なくなり、相手の意見を肯定する返事が多くなります。

男性は相手と視線を合わせなくなる傾向が強く、女性は逆に相手と視線を合わせる傾向があります。

嘘をつく場合、女性の多くは「バレたら絶対困る」とムキになるあまり、感情的に熱心に喋る傾向が強く、男性よりも女性の方が嘘がバレやすいとも言われています。


また、夫婦の間においても嘘や隠しごとはよくあることで、夫が以下のような行動を取る場合、「何か後ろめたいことがある」「バレてはまずいことを隠している」可能性が高いそうです。

なんとなく視線を合わさない。

帰宅時間が普段よりも遅かったので「遅かったわね。」と言うと、その理由を淡々ときちんとした文章で(まるで考えてあったかのように)説明出来る。

話しかけてもうわの空のような返事をする。

喋っている間、腕を組んだり口元や髪を触ったり、貧乏ゆすりをしたり何かそわそわしている。

会話も夫が喋る率が低くなり、「へえー」とか「そうか」「うんうん」など、聞き役になろうとする。

朝、家を送りだす時一瞬微笑みが消えて考え事をしているような、暗い表情になる。

「次の日曜、何か用事ある?」と聞いても「同僚と遊びに行く」というような短い返事しか返さない。