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浮島(うかしま)のイリコ
青い目、美形、新鮮さ故(2000/01/18 朝日新聞)
浮島産イリコ
色白でしなやかな細身の体にブルーの目が輝いています。全身がこんなに美しいイリコを見たのは初めてです。そのまま食べるのもおいしいものです。
カルシウム不足を気にしている方には小魚を食べることをお鷹めします。カルシゥムの含有量が豊富なだけでなく、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも多く含んでいるからです。煮干しにはムロアジ、キビナゴ、イカナゴ、トビウオなどがありますが、カタクチイワシは最も一般的で素干しにしたものが「田作り」、煮て乾燥させたのを、西日本では「だしじゃこ」とか「イリコ」と呼びます。みそ汁や煮物、うどんなどのだしにへ合います。愛媛、香川、広島、山口でとれる瀬戸内海産は白っぽい仕上がりになるのが特徴です。最高級は銀白色に光っているので「銀付き」と呼ばれます。九州では、佐伯産のものも上質です。
六月から七月にかけてとれる最も小さいチリメンジャコから次第に大きくなり、水温が低くなって脂が乗り始める前の九月ごろまでが漁期。山ロ・浮島では漁から加工まで一貫して行っているため鮮度がよく、姿形の美しさにもつながっています。ほとんどは山ロ県漁連を通して流通されるため、一般には「浮島イリコ」として入手することができないのが残念です。
◆入手方法
浮島では、浮島漁協を通して入手可能ですが、電話注丈はできません。
「弊社のコメント」
弊社にご注文され、そのパッキング箱に浮島漁協の名前が印刷されているのを見たことがあるお客様がおられると思います。弊社の食べ煮干はほとんどが浮島漁協が製造元です。
また、この海域は豊富な漁業資源がまだ残っています。
下地図の左下、上関町に中国電力は原子力発電所を建てようとしています。
鯨の仲間の「すなめり」や「鷹」も生息しているような貴重な自然がまだここには有ります。
そこに、原発ができ稼働すると生態系が大きく変わり、取り返しのつかない自然破壊が起こると予想されています。
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