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成都で現地ツアーに参加しました。中国人を対象としたもので1泊2日
の「楽山の大仏と峨眉山」へのツアー旅行です。私にとってこのツアーが
一番楽しかった。この旅行団が88旅遊団です。
費用は1泊2日で550元、食事は1日目の朝と2日目の夜以外は全て 付いていました。車は年代もののトヨタのハイエース、運転手とガイド嬢 が案内してくれました。 88旅遊団は11名、当然私以外は全て中国人ですが、10名の皆さん 全員が甘粛省の蘭州から来られた方たちでした。蘭州からは汽車で来られ たようで27時間かかったそうです。飛行機では1時間チョットかかるよ うです。調べてみましたら蘭州は飛行場が70Kmも離れていて遠いよう です。この10名は男性2名、子供2名、女性6名で私が一番年上のよう でした。皆さんは外国人の私にずいぶん気を遣ってくれました。感謝!感 謝!この方たちと2日間行動を共にしたわけで、円卓を11人で取り囲み わいわい言いながら食べた食事は毎回楽しく、美味しく感じられました。 特に楽山市旅館で食べた朝食の饅頭(蒸しパン)は美味しかった。 |
楽山市は、成都の南164Kmに位置する。ここは四川盆地の南西部に
おける水陸交通の要所である。大渡河と青衣江が合流し凌雲山の下で岷江
に合流する地点は水害が多発する地域であった。唐の玄宗帝の時代、水害
を鎮めるために、大仏を建造する事になった。山を椅子にして座っている
大仏は千年経った今もなお岷江の流れを見守っている。高さ71m幅29
m世界最大の石刻弥勒座像である。これはデカイ、耳だけでも7m!
夕闇のせまるころ車はゲートをくぐり抜けある中庭に停車した。今夜の 宿である。楽山市のごく一般的な中国の地方のホテルである。受付の料金 表を見る。一人100元、二人だと一人50元。私は車の運転手と一緒の 部屋にとまることとなった。部屋にはベッドが二つとシャワー付きのトイ レ、テレビは有ったかな?エアコンは有りました。女の子が使い方を一応 教えてくれましたが、どうせ寝るだけ!夕食は中庭右手の食堂で円卓を囲 む、酒を飲み酔っ払う。食後、楽山市の中心部ヘ繰り出す。酔ってたので 良く覚えていないが、確か噴水が有るロータリで若い夫婦へ下手な中国語 で一方的に話をしていたようである。 |
翌朝、峨眉山へ峨眉山は四大仏教名山(五台山、峨眉山、九華山、普陀山) の一つで仏教の文化遺産は多く、全山では30ケ所近く有るそうですが、 代表的なものは「報告寺、伏虎寺、清音閣、洪椿坪、万年寺、金頂華蔵寺、 等等」また1996年楽山の大仏と共に世界自然文化遺産に登録されおり, 人々に「仙山仏国、植物王国、動物楽園、地質博物館」などと言われてい るそうです。最高峰は海抜3099m、ツアーは1020mの万年寺まで ロープウェーで上がり、そこからは歩いて降りるコースでした。 山がある、水がある、山は溢れる水を大地へ注いでくれる。上海、南京、 北京で見た河は決してきれいとは言えないが、ここまで来ると清流が溢れ 出している。黄土を潤してくれる水が溢れ出している。そんな思いにさせ てくれた。 しかし、人が多い、中国もゴールデンウィーク、溢れる人である。中国 で人が多いと言うのは半端ではない! |
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楽しいときも終わりが近づいてきた、成都への帰途は高速道路を一直線 夜7時半頃ホテルヘ到着。88旅遊団の皆さんとの別れが惜しまれた。 帰国後、甘粛省の蘭州へ手紙を出しました。また中国の友達が増え、季 節の便りをやり取りするのが楽しみです。 |