2000年4月29日〜5月6日
四川省成都旅行記(3.101旅遊団日帰りの旅)

  マイクロバスは幾つかのホテル、旅館を回りお客を集める。総勢20数 名を乗せたマイクロバスは最後にガイド嬢をのせた。「青城山、都江堰」 日帰りツアー101旅遊団である。
  このグループも中国各地から観光に来られた人たちであった。甘粛省の 蘭州から来た人、遥か南の海口から、隣の貴州省から、湖南省の長沙から、 新婚さんも一組いました。当然、日本人は私一人だけ。・・・今回の現地 ツアーでは中国の皆さんに色々気を使っていただいたし、またすごくめず らしがられました。
  都江堰は成都の北西59Km、岷江上流にある堰である。岷江の氾濫を 防ぐため紀元前250年(統一国家「秦」誕生前、戦国時代末期)に土木 工事が始められた。工事は岷江の流れを外江と内江に二分するもので、完 成は数世紀たってからの事であった。堰を見ると、通常は内江に流れてお り、増水した時に外江にも放流するようである。この工事により成都は 「天府」と呼ばれる豊かな国となった。
  青城山は道教発祥の地、時代は1800年前後漢の末期にさかのぼる、 道教の前身と言われている宗教集団である「五斗米道」を始めた「張陵」 が布教を始めたのがここ青城山である。(五斗米道とは祈祷による病気治 療を中心とし、施療の謝礼が米五斗だったことによる呼称)道教は春秋時 代の老子を始祖とし現代に至るまで中国の大衆に広く普及した宗教である。
  「青城山、都江堰」は山があり、川が有り、豊かな水があり非常に風光 明媚なところである。成都から車で約1時間半、費用は日帰り昼食付きで 230元でした。人は昨日と同様に何処も多かった。帰る時になって車が 故障しているとの事、昼食をとったレストランで待つ事一時間とチョット、 皆さん文句も言わずに待っている。おかげで長沙交通学院の女学生と会話 する事ができました。・・・・成都へ着いたのは10時30分頃でした。
  ところで、私の中国語会話のレベルはたいしたことは有りません。ガイ ド嬢が喋りまくると私は全くわかりません。そんな時は一生懸命聞く努力 はしましたが、ほとんど分かりませんでした、黙って聞いているふりをす るだけです。自由行動になった時は戻りの時間を確認し、迷惑だけは掛け ないようにしました。