今回の旅行において飛び込みで宿を探すのはこの上海だけである。それ
が心配の一つであった。成都を飛び立った中国西南航空のジャンボ機は定
刻どおりに上海虹橋飛行場へ到着、荷物を受け取り外へ。タクシーに乗る
しかない、夫婦で呼び込みをしているタクシーに乗る、ホテルを探してい
る、1泊300〜400元程度のホテルを探したい。と伝える。携帯電話
で色々探してくれたが全て満員という、まだゴールデンウィーク中、徐々
に金額が上がって行く。・・600元でやっと有りました。上海の中心部
黄浦区でわりと外淮に近い所のホテルであった。空港よりホテルまでのタ
クシー代39元、翌日の空港へもお願いする。
チェックイン後、外淮、南京路へ、何とか歩いて行ける距離であった。 ここで又目的の「指南針」を探そう、そして約束の時間に「平和公園」へ 行こう。今回の旅行の目的の一つに解放軍御用達の「指南針」を買い求め る事を考えていた、成都でも探したが探した場所が悪かったのか見つける 事が出来なかった。再び南京路で挑戦だ。何軒目かのスポーツ用品店で見 つけました。これについては「指南針」のタグをクリックしてみて下さい。 もう一つの目的として、昨年平和公園で知り合った女の子、一年間文通 をしてきた朱さんと再び平和公園で会い、一緒に食事をすることである。 果たして会えるだろうか!手紙には「6時頃お茶を飲みながら待っている」 と書いておいたが! 5時40分平和公園へ到着、池のそばの茶館へ入りお茶を注文する。・・ 5時で店じまい担当者はもう帰ったとの事、仕方なく池のほとりのベンチ で待つ・・・・・来てくれました。来てくれました。23才の日本語が喋 れる女の子です。・・・何日かぶりの日本語の会話です。1年ぶりの再会 です。 公園近くのレストランに入り二人で食事をする。燕京ビールを飲みなが ら話は弾む、ほとんど日本語での会話です。彼女は現在、豫園のあるコー ナーでバイトをしているとの事、バイトは9時〜4時までで、1日30元、 日本の時給よりも安い、でも中国では平均的なところでしょう。 時は冷酷である。楽しい宴もやがては終わる。わたしの今年の冒険旅行 も彼女との別れとともに終わりに近づいたようである。 |