標準体重の基準・BMI(ボディ・マス・インデックス)
BMIとは肥満の度合いを数値で表したもので、単に体重のみを基準としたものではなく、身長と体重の数字を使って導き出される数字です。現在、最もポピュラーな、肥満測定の数値となっています。
計算方法は、
BMI = 体重÷(身長×身長)
で、身長の単位はセンチではなくメートルです。
体重が80kgで身長が168cmの人だったらBMIは
80÷(1.68×1.68) = 28.34
となります。
BMIの適正範囲は18.5から25までで、それ以上は肥満といわれます。
理想的な体重
人間にとっての適正な体重とは、身長と体重の関係から「最も病気の発生率が少ない体重」ということになっています。
これは現在、上記のBMIが、「22」の人が一番病気の発生率が少ないということが分かり、これが基準となっています。
すなわち理想的な体重とは、
身長(m)×身長(m)×22で計算されます。
身長が165cmの人であれば 1.65×1.65×22 = 59.9kg ということになります。
ただしこれはあくまでも、「健康の可能性が最も高い体重」ということであり、女性にとっての美しいプロポーションに達する体重という意味ではありません。
また、脂肪と筋肉では筋肉の方が比重が重いので、ウエイトトレーニングをしていて筋量の多い人であれば、身長のわりに体重が重たくなりますから、これも適正体重を超えていることになります。しかし決して彼らが太っているとか不健康というわけではありません。
BMIの値は、各個人の体脂肪率のことまでは考慮に入っていませんので、あくまで一つの基準とお考え下さい。