基礎代謝とは
人間は何もせずに横たわっているだけでも、身体を維持するために体内でカロリーが消費されていきます。
この生命維持に必要な、一日当たり最低限の消費カロリーを「基礎代謝量」といいます。主にカロリーを消費しているのは筋肉と肝臓と脳で、この３つが基礎代謝の半分以上を占めています。
基礎代謝は体重や性別、年齢などによって違いますが、筋肉量の多い人ほど基礎代謝は高いと言われています。つまり、筋肉量の多い人は、何もしなくても身体が消費してくれる熱量が多いため、太りにくいともいえます。
基礎代謝は一般成人の女性で約1200kcal、男性で約1500kcalがだいたいの目安となります。
実際に一日に消費される全カロリーは、この基礎代謝と、日常生活や仕事、運動などによって消費されたカロリーを合計したものとなります。その値は、特に体力を使う仕事ではない普通の社会人男性で2100から2500kcalと言われています。
もちろん個人の生活によって違いは出てきますが、だいたい一日当たり、基礎代謝の１．５倍から２倍の熱量を消費しています。
この一日の消費カロリーと摂取カロリーがほぼ同じであれば体重の変化はありませんが、摂取カロリーの方が多いためにだんだんと太っていくということになります。