女性が太りやすい時期は3回
男性よりも圧倒的に痩身願望が強い女性ですが、一生を生きていく上で女性には三回太りやすい時期があるといわれています。
一回目が、中学生から二十歳ごろまでの思春期のころで、この頃から男女の体脂肪も割合に変化が生じてきます。
この年代ごろから女性は、体内の脂肪が増え、女性らしい体型に成長していくのです。しかし、こういった身体の変化は、成長していくにつれて自然に収まってくるので普通は心配する必要はありません。ところがこの時期は、高校や大学の受験の時期と重なり、受験勉強におけるストレスから、ついつい食べ過ぎてしまったり、また運動不足になったりと、太る要素が重なってきます。このためこの時期に必要以上に太ってしまうこともあるのです。
二回目は妊娠や出産を経験する時期です。
妊娠中には食欲が増進します。これはおなかの中の胎児には必ず必要なことで、この時には身体の代謝活動はきわめて活発になっていますから、普段より多く食べていても、それがそのまま肥満につながるということはありません。
しかしそれでもある程度、限度というものがあり、食欲に任せて脂肪の多いものや甘いものを大量に食べていると結局は太るという結果になってしまいます。そして出産後もこういった食生活が当たり前になってしまい、元の体重に戻れない女性が三割くらいいると言われています。
そして三回目が更年期の時です。
卵巣ホルモンの中にはエストロゲンという食欲を抑制する物質が存在しているといわれていますが、閉経に伴い、このホルモンが失われるため、自分で食欲をコントロールするのが難しくなると言われています。しかし実際には、中年以降、基礎代謝や自ら消費するエネルギーが減っているのに、食べる量が減っていないのが大きな原因で、むしろこちらの食欲の方に問題があるのかもしれません。
これらの時期には、体重と食生活に特に注意し、慎重に生活していれば、「太る」という事態は避けられと思います。