これだけの皮が余る

アメリカ・ワシントン州シアトルのジミー・ハワードさん(43)は、かつては体重290kgという超巨体でした。あまりに太ってしまったため、日常生活にも支障をきたすようになり、何より太り過ぎによる肥満死が恐ろしくなり、一大決心をしてダイエットに取り組み始めました。

性格的なものが大きかったのでしょうか、気合は入りまくって徹底的にダイエットを行った結果、期間は分かりませんが191kgもの減量に成功し、290kgあった体重は99kgにまで落ちました。

普通でしたら喜ぶべきことですが、あまりにもハイスピードでやせたために皮膚の収縮が体脂肪の減少に追いつかず、結果的に「皮が余る」という状態になってしまいました。余った皮膚は垂れ下がり、つい手で支えるようになってしまいます。

写真では腹の皮膚を持っていますが、手を離すとこの皮膚はヒザの辺りまで垂れ下がるとか。

病院で診察してもらうと、余分な皮膚の重さが約18kgあると診察されました。取りあえず余った皮膚は包帯で身体に巻きつけて、ゆったりした服を着て生活していましたが、いつまでもこの状態でいるわけにはいきませんし、最終的には整形手術で切り取ってもらうしかないという結論に達しました。

あまりにすごいスピードでやせると皮膚が余ってシワになると本で読んだことはありますが、10kgや20kgの減量ではこのようなことにはなりません。

200kg近い減量を超スピードで実現した弊害であって、一般的なダイエットであれば、皮の余りのことは考える必要はないと思います。


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