いったん死んだ人間が生き返るということは、昔から世界中で起こっていることである。
一般的に死んだ人間が蘇生する可能性があるのは、死んでから8分以内だと言われている。が・・世の中にはその時間を大幅にオーバーしながらも息を吹き返した人がいるのも事実である。
例えば1966年、アメリカのコネチカット州で、アンチ・ムーアという42歳の女性が心臓病で死に、土葬という形で墓に埋葬されたが、3日後に墓の中から奇怪な叫び声が上がっていたので墓を掘り起こしてみると、彼女は棺の中で生き返っていた。
また、1968年、イギリスのアーノルド・サイクスという男性は心臓発作で死んだが、14時間後に生き返り、イギリス中の注目を集めたという。
1866年、ニューヨーク・ブロンクス市立病院で死を宣告されたモーティ・ファンチャーは、その時、臨終状態で・・瞳孔が完全に開き、脈拍もほとんどなく、体温も極度に低下している状態で、普通だったら完全に1分以内に死ぬ状況だったが、そのままの状態でかすかな呼吸を続け、なんと9年間、食事も排泄もせず生き続け、1875年に蘇生している。
また、カナダのトロントの病理学者のジョン・ラルーが、オンタリオ州の数百の墓を掘り起こし、死体が埋葬された後の状態を調査したことがあった。
そしてそれぞれの棺を開けてみると、実に奇怪なことに20体に1体の割合で、死体の向きが変わっていたり、外に出ようと必死にもがいた形跡があったり、手を頭の上に持っていっている死体があったという。
これは、20人に一人の割合で、墓の中で生き返ったということを如実に証明していると言えるのではないだろうか。