Top Page 心霊現象の小部屋 No.15 No.13
イギリスのロンドンに住むフィリップ・マースは、ある晩、自分が交通事故に遭う夢を見た。乗用車にいきなり跳ねられて、自分が宙を飛び、地面に激突する夢である。 はっと目が覚めたが、次の瞬間、足にものすごい激痛を感じた。なんと足がねじれるような形で骨折しており、さらには頭や肩、腕などから血が噴き出していたのだ。 痛いのとびっくりしたのとで、大声で叫び声をあげると、妻がすぐに駆けつけてきた。なぜか夫はベッドの中で大ケガをしている。わけが分からないが、とりあえずすぐに病院に連れて行った。 診察した医師の話によると、交通事故かどうかは分からないが何か大きなものに衝突したことは確かで、本人のいう通り交通事故に遭ったケガにそっくりだという。 フィリップに夢の話を詳しく聞いてみると、 「夢の中で私は家の近くを散歩してました。その光景はいつもと違い、近所の家も木も新しくて、まるで30年前の光景のようでした。ある道路を横切ろうとしたら、横からいきなり車が飛び出てきて、あっと思う間もなく私は車に激突し、空中に跳ね飛ばされてしまったのです。」 本人も妻もウソを言ってるようには見えない。一応、原因不明のケガということで霊能者に見てもらおうということになった。 やがて霊能者であるベラ・ガーンズ女史が病院に到着し、フィリップと面会した。 「フィリップのオーラからは過去生を感じます。おそらく彼は睡眠中に幽体離脱し、その離れた魂が30年前の世界に迷いこんでしまったのです。そこで運悪く交通事故に遭ってしまった。おそらく彼は、前世ではこの交通事故で亡くなってしまったのでしょう。」 |