巣箱パーツ解説
自主制作巣箱の細部を紹介します。十姉妹の巣箱と少し違った作りにしてみました。 巣箱を作ろうと考えられている方の参考になれば幸いです。 |
| 1)天井 | |
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天井は巣箱内がメンテナンス出来るように開口部を作ります。この開口部は 、ヒーターの電球交換や壷巣の交換、検卵などに役立ちます。天井は小鳥の力で開く事はありませんので、配線コード用のステープルを工夫して、簡単にロックできるように小細工をしました。 |
| 2)止まり木 | |
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小型のフィンチの場合、細い止まり木が適しています。 止まり木は、市販のケージ(網籠)に付いてくるのは、直径が12mmの太いものです。止まり木としてパーツ市販されているものも、同様です。 ホームセンター(DIYショップ)で8〜10mmの細い止まり木を購入し使いました。(市販品は右側) |
| 3)サンドペーパー付き止まり木 | |
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ベニスズメは、爪が伸び易く注意が必要と聞きました。餌場に近い止まり木にサンドペーパーを巻きました。配線コードを束ねる時に使うインシュロックで固定しました。(右図) 又、普段から少しづつ爪を削るための小道具として、家の壁などに貼る接着剤付きの薄いレンガを、壷巣の傍や餌場のそばに設置しました。(餌場特集の図参照) |
| 4)隣人の見える窓 | |
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我が家は、隣が十姉妹の巣箱です。 ただの壁にしてしまうのは寂しいので、隣が見える構造にしました。 十姉妹チームは、よくベニスズメに向かって求愛ダンスを披露しています。(何を考えているんだか・・・) |
| 5)ペットヒーター | |
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冬の暖房対策として、40ワットのペットヒーターを設置しておきました。糞がかからないように、板の下に設置し、事故のないようにしています。 又、温度計も設置して、巣箱の上の方の温度管理もバッチリです。 |
| 6)トレー掃除用の開口部構造 | |
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糞の掃除ができるように、巣箱の下にも開口部は作ります。 自作トレーには、新聞紙の他に猫用の臭い取り砂を入れました。吸水性も良いので、1・2週間メンテナンスフリーでも匂いません。 トレーの上にはバーベキュー網を敷き、鳥がこれをつついたり食べたりするのを防いでいます。 |
| 7)餌交換用開口部 | |
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相変わらず、この扉にはバーベキュー用の小さい網を使いました。これが一番加工しやすく簡単。 施錠は、100円のカギで充分(左図)です。 |
| 8)隣の巣箱の連絡通路 | |
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一応、隣の巣箱との連絡通路は作りました。 将来的には、十姉妹の巣箱と繋げる考えですが、当面は閉鎖です。カギを外して上に扉を開けば簡単に繋がる構造です。 |
<特別講座>
網の作り方
| 1)キリで穴を開ける | |
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@木枠でフレームを作ります。※釘は200円で1,000本以上入ったお徳用を用意しておくと何かと便利です。 Aフレームに合わせて網を切ります。 B柱に配線を止める金具を利用して網を止めます。 ※ポイント:木枠が細く割れ易いため、ある程度キリで穴をあけておきます。 |
| 2)網を打つ | |
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出来上がり図です。穴を開けずに打ち込むと、右図のように木が裂けてしまいます。 面倒でしたら、南洋材や桧材のような硬質の木を避け、白木のような柔らかいものを選ぶと割れ難いです。(しかも安い) |
| 3)釘の処理 | |
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見た目の仕上がりを良くする為、薄めの木でフレームを作ると必ず裏から釘が出ます。短めのものを使う事をお勧めしますが、出てしまった時には工作用ヤスリで削りましょう。 ※鉄製の釘だと、びっくりするほど簡単に削れます。間違ってもステンレス製の釘は使わないように!高価で抜け易く削り難いだけで、錆びないという以外のメリットは全然ありません。 |
| 4)化粧板 | |
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網の打ちっぱなしで鳥が怪我をするんじゃないか、と心配な方は、ラワン材などの安くて柔らかい材を、化粧板として使われる事をお勧めします。 この固定は“こびょう釘”で充分です。(左図は230本入りで60円の釘です。) ※化粧板をつけた場合、この面が表面になります。 |
| 5)強度のポイント | |
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こんな感じで打ち付けていきます。 角の木の合わせ方は、交差のさせる事で若干の強度を持たせることができます。又、フレームの1.5倍程度の広さのしっかりとした板を化粧板として使うと、さらに強度が得られるので、大きな網面を作る時などの、ねじれが心配な時はそのようにする事をお勧めします。 |
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