メジロの餌のお話
(我が家のチッチ編)

チッチ メジロをはじめ、うぐいすやコマドリなどの和鳥は、十姉妹などのフィンチと異なり“すり餌と呼ばれる餌を中心に育てます。
まだ、未知の部分が多い状態ですが、ペットショップなどから仕入れた情報と、私の経験を元に構成していきたいと思います。
・・・と言う事は、この分野では経験の浅い後者の情報が少し怪しいので、
そこらあたりは含め持ってご覧ください。

一般的な解説編
※我が家の実践編はここをクリック⇒

すり餌
(擂餌)
すり餌:2種すり餌は上餌と下餌の配合によって、5分餌とか3分餌とかいう呼び方で市販されています。
上餌は穀類(大豆や小麦など)の粉末を混ぜたもの、下餌は昆虫類や魚を粉末にしたもので上餌100に対して、下餌が30の割合で混合されているものを、3分餌と言います。すり餌・缶入り
メジロは、一般的に3分餌を使います。通常は3分餌で、換羽の時期や弱っている時には下餌を強くした5分餌を用いると言われる方もありますが、必ずしもそれをしねければならないというものではないようです。メジロの場合、餌を変えるというのは大変なリスクが生じる事を忘れないでください。
すり餌の配合は、メーカーによってそれぞれのノウハウがあるようで、急激な餌の切換は鳥に負担をかけるようです。使っていた餌と少しずつ混ぜながら食いつきの状態や慣れ具合を見て切り替えるのが本来のようです。
市販品には、青菜の粉も配合されているものや、メジロ用として専用配合された商品も多くあります。
<すり餌に入っているもの>
※商品のパッケージ裏を参照
米ヌカ、魚粉(フナ、ハヤ)、玄米粉、大豆粉、きな粉、青菜粉、 ぶどう糖、
総合ビタミン(←なんだろう・・怪しい)、葉緑素、
昆虫類やその卵、幼虫など
青菜 大根葉青菜もすり鉢で、すり餌と水とを入れたものにすり合わせて与えると新鮮な餌で良いようですが、私は、青菜粉入りのすり餌を使ったり、市販品の青菜粉を加えて代用したりしています。混合する硬さは丸めると固まる程度の 硬さに仕上げるように書いたものや、水でトロッとなる程度にと書いてあるもの、直径1cm位に丸めて与える等、すり餌の商品や書き物によっても様々ですが、私はバナナを練った位の硬さにしてその まま与えています。 比較的柔らかめに練ったほうが好むようです。ただし、餌入れに水の層が出来るほど柔らかくしてしまいますと、メジロは餌を食べることができなくなってしまいます。気をつけましょう。

配合が面倒だと思われる方は、青菜粉入りと記載されたすり餌を使われる事をお勧めします。

私の場合、青菜の粉を混ぜる量は、約15〜20%位にしています。
<すり餌に使える青菜>
オオバコ、月見草、ミズヒキ、スイバ(すり餌には使えるみたいです)
果実 餌の目先を変える意味で与えます。現在チャレンジして成功しているのは、バナナやみかんなど の柑橘類、りんごなども食べます。毎日果物を与えると、すり餌離れを起こします。すり餌はバランス栄養食ですので、すり餌離れを起こしますと健康的な状態での飼育が困難になります。たまに与える程度にしておきましょう。又、野生のメジロが我が家の庭に来ますが、ヒヨドリがつついて穴を開けたキンカンの実をつついて食べています。皮の上から食べる事はしませんので、それなりに切って与えましょう(ちなみに我が家のチッチはキンカンは食べませんでした)。
すり餌がきちんとしていれば、果実は必要ないと言い切る方もいらっしゃいます。食欲のない時や、目先を変える場合に試して見る程度で良いと思います。
生きた餌
(昆虫類)
ミルワーム好むと言われますが、まだ我が家では成功事例はありません。ブドウ虫:25匹入・650円
ミルワームを与える事を進めるショプもありますが、虫が硬いので内臓を痛めます。1cm程度の大きさで、脱皮した直後のものであれば最適ですが、基本的に無理です。結論としては、メジロにはミルワームは不向きです。釣具屋さんでぶどう虫というのを販売しています。柔らかく食いつきは良いですが、15mm程度あるものは、大きすぎるのでハサミで半分くらいに切って与えます。虫は栄養価が高いので、鳴き会ぶどう虫わせ会などの前に与えて良く鳴くように仕込む方法も聞きますが、毎日過剰に与えますと通風の原因となったりして、体の負担になるだけですので、普段は特に与える必要はありません。
その他 餌の基本は、すり餌のようです。すり餌は、日本人が開発した人工飼料としてはバランスのとれた優れた栄養食品で、 熟練された方はこの配合をご自分でコントロールされています。私はまだそのような領域に踏み 込める段階ではありませんが(又、そこまで突き詰める知識が無い)、 体調を崩していないか毎日よく観察しようと心がけています。
我が家の実際(実践編)
チッチの場合!
基本は上記の通りですが、より具体的な実際の食いつきはこのような具合でした。
あまり常識の無い時に試行した時の中身です。餌を頻繁に変えるのは命取りだという事を
プロの方からお叱りのメールをいくつもいただきました。飽くまで参考程度にしてください。
試したもの 評価 解 説
不可
スリエ五分 総合ペットミヤザワ社製:300g 240円で購入
魚粉の香りが強く粉のまま与えるとそこそこ食べるが、練ってやると手をつけませんでした。なぜ??(商品は、練って与えるタイプ)
しかし、5分餌は強いので、常用としては使えません。
インスタント三分餌すりえ メーカー名、内容量表示なし。
安売りで購入。怪しい商品故か全く見向きもしなかった。
怪しい餌は毒のようなものですので、与えない方が良いでしょう。
大根葉 ナチュラルペットフーズ製:50g 580円で購入
青菜の粉。当然、単独では食べない。他の餌に少しずつ混ぜて与えています。
さえずりの素 キクスイ社製:150g 350円で購入
合成物一切不使用商品
確実に食べます。大好物ですが、これだけだと野菜類が不足するようです。水で練らないタイプですので、餌が痛みやすい夏季には重宝しています。
これだけ与えているとすり餌を食べなくなるので、慎重に与えなければなりません。
さえずりの素S キクスイ社製:150g 380円で購入
同社の“さえずりの素”の改良品で単体で与えられるそうです。
食いつきは、少し落ちます。
ミルワーム 虫を食べると聞いていましたが、見向きもしません。
その後、体に悪いと言う話を聞き、脱皮直後のものしか与えていません。与える必要も無いようです。
バナナ(完熟品) 少し見た目は悪いが、食べて美味しいな!と思えるもの。
バンバン食べてしっかりウンコしました。与え過ぎは禁物です。
パイナップル ちょっとだけ突付いていましたが、独特のエグミがあったので、あまり好きではなかったのでは?と今思えば・・という感じです。
みかん(S) Sサイズの甘味が強いものがお好みです。
庭の木に差しておくと、野生のメジロが食べに来ます。
みかん(L) Lサイズの甘味の少ないものは、全く興味を示しません。
すいか 棚落ちしている一番美味しいところをやると、あっという間に食べてしまいました。水分も高いため、好むようですが、糖分が高いものが良くない鳥もあるということですので、少し心配でした。
オレンジジュース 濃縮還元100%ミニッツメイド(日本コカコーラ社製)
基本的に大好きなようですが、添加物が心配で毎日与えるのはちょっと・・・^^; 多分、思いっ切り毒なんだと思います。
ミルク かなり好みます。1晩でチョコ容器1杯飲み干します。体調改善に使っていらっしゃる方もあるようですが、与えすぎると太るそうです。本当に与えて良いものかに関して、これといった知識は私は持ち合わせておりません。
蜂蜜 毎日はだめのようです。時々やるとつつきますが、体に良いのか悪いのか・・検証できていません。
ブドウ虫 結構好きみたいです。細かく切って餌の上に置いてやると、喜んで食べます。そのまま与えると、上手に食べれず落とします。高価ですので無理に与える必要もありませんし、虫をわざわざ鋏で切るというのも精神衛生上気持ちの良いものではありませんので、お勧めしません。
きゅうり 結構喜んでつついています無農薬に限る!


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