メジロのお宿
(我が家のチッチ編)

ジロは、野鳥保護法によって1羽飼いが原則です。巣引きを目的とした飼育とは勝手が異なります。長くそのさえずりが聞けるように環境と健康に注意しながら育てなければなりません。餌と同じで、手探りしながら、情報を集めながら構成していきたいと思います。
・・・新情報に当たるたびに、更新がかかるようになると思いますが、実践している中身は、セバスチャンのKKD(勘、経験、度胸)によるものです。
情報お持ちの方は、ご意見お寄せ下さい(大歓迎です!)。

竹かご編

これが主流のようです。
竹かごとは 通常、すり餌鳥用に作られたものでサシコとも言います。
日本独特のもので、金属製のケージとは異なり、鳥が暴れた時など鳥が傷まないように配慮された、しなやかな竹や木を主材料として作られています。(プラスチック製もあるそうです)
十姉妹などの止まり木が、段違いで配置されているのと違い、平行に配置します。
大きさは、尺、寸で表されています。
※ちなみに、我が家では2尺を使います。
8寸:メジロ用として販売されていますが、ものすごく小さいのでお勧めできません。
尺2:私が使っている大きさです。170×350×230(高さ)mm。市販価格は、2,580〜3,380円(店によってかなり開きがあります)。
尺3:ひとまわり大きく、ウグイス用として売られていました(その根拠は、私にはわかりません)。市販価格は、3,480〜3,980円。
入り口 このように開けます。
鳥を出し入れする
部分は、金属製のケージに比べて小さいです。実に良く出来た構造で、右の茶色い木の部分を左にスライドさせると、この入り口のストッパーとなり開かなくなります。
餌入れ 餌入れは、専用の陶器製のチョコを使います。
竹かごにきちんと固定できるように、餌入れには付属部品が添付されています。竹の間隔が広がっても落ちないように、竹かごに広がり止めが付いています。細かい配慮がされた竹かごには、日本の伝統・・・奥の深さを感じます。
分解 金属製のケージと決定的に違うのが、糞受けです。固定部品や蝶番(チョウツガイ)も何もなく、下に外れます。
言うなれば、糞受けに竹かごが、乗っているだけと言う状態です。底を持って移動しないと、ばらばらになってしまいます。
綺麗好きなメジロに対して、徹底的に掃除をしやすくした構造と理解しています。

金カゴ編
少し前までは、これに入れていました。
金籠に・ 実は、少し前までは、十姉妹と同じ、金属製のケージに入れていました。
初代のチッチは、一生をこのケージで過ごしました。
セットしたものは、四角い水入れにすり餌をセットし、飲み水用の水は毎日交換します。
時々与える虫類や果物も少し大きめの容器で与えていました。

結果的には、メジロは竹かごで飼育するのを、絶対お勧めします。メジロは野鳥であるがために、法的に1羽しか飼えないのです。1羽では雛を得る事が出来ませんので、通常基本的に人に慣れる事がありません。
人に慣れないとどうなるかと言いますと、人の姿を見ると暴れます。ケージの中でバタバタと飛び回ります。(ウグイスは特に、すぐに怪我をするようなので、竹かごは絶対条件のようです。)
以前、金網のつなぎ目に足を絡ませてしまい、身動きが出来なくなった事がありました。(足が折れるんじゃないかと心配しましたが、その時は興奮してそれ以上無理させないように、しばらく人払いしてそっとして置きましたら、自分で何とかしたようです。本当にあせりました。)
<コラム>
メジロを飼っている方の話ですが、金属製の籠でメジロを売っている鳥屋は信用できないと言われます。ただの商品として売っているだけだと・・・。
小さい竹かごで飼う場合は、運動量が減るのですり餌は4分まで。動物性たんぱく質は減らす方向で与えると良いようです。
安心カバー 金属製のケージで飼っていた時のカバーです。
先にも書きましたように、人を見ると暴れるので、四方を覆うような木製の箱を作りました。やはりいつもいる定位置は、人から見え難い右端の止まり木です。人嫌いは、いつ緩和されるのか・・・

この細工で、かなり落ち着きました。さえずりも、毎朝、心地よくなるほど聞かせてくれます(^.^)
※天気の良い日は、外に出して日光浴をさせてやると、人の目もはばからず、羽を伸ばして、あくびして、伸びをしてくつろぎます。過保護だけが全てではありませんね。


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