タイトル:事件簿

クリックすれば、トップページへ戻れるよ
ぼくらの世話をするようになって、ある程度いろいろ 経験を積んできたセバスチャンに、
このコーナーは語って
もらおうと思うんだ。この1年間にあったいろいろな事件!
今思えば、ほんとうに悲しい事件ばかりで・・・これから 僕たちと暮らす人たちの参考にしてもらえればうれしいな。

日記・情報部屋へ 日記・情報部屋へはここをクリックしてください。

●ネコ襲撃!
ねこ平成10年7月、この事件は起こりました。
その当時、鳥かごは昼の間は庭の台の上で日光浴が出来るようにしていました。(夜は玄関の中に入れていたのですが。)じいやとばあやが自営業を営んでいる関係で、すぐ目の届く所に置いてあったのですが、近所のネコめが!!チョッと目を離した隙に、このかごをひっくり返して逃がしてしまったのです。
同じような事の無いように、かごの開口部にゴムひもを取り付け、万が一倒れても戸が開かないようにしたのですが、今度は落とされた衝撃でプラスチック部分を壊され・・・またやられてしまいました。
<事件その後>
カゴは、しかりとしたテーブルに載せ、天井から鎖で吊るすような形で固定し、カゴの開口部にはフックの付いたゴム紐(オートバイの荷台に荷物などを固定する為のもの)を付けました。又、テーブルの開いたスペースに「ねずみ用の粘着板」(ごきぶりホイホイの強力な物)を設置。(しかけをしました。)
案の定、数日後にこの粘着板に三毛猫がひっかかり、10mほど離れた道端に猫の毛がしっかり付いたこの板が転がっていました。相当苦しんで取ったらしく、その後の猫による被害は全く無くなりました。
●隙間の恐怖!
蛇平成11年5月、この事件は起こりました。
深夜、「じいやが玄関の外から中に入れ忘れた鳥かごに気が付いて、玄関に中に入れようとしていました。普通は夜になると巣の中にいるはずの鳥たちが、皆、巣の外に出ているではありませんか。異変に気が付いた「じいや」はその時、カゴの中で蠢(うごめ)く蛇を発見したのです。
完全に私のミスです。その当時から2つの鳥かごを1つの窓を通して繋(つな)いでおり、その隙間が約1.5cmほど開いていたのです。当然、鳥は通れる隙間ではありませんが、蛇にとっては何事も無い隙間だったのでしょう。この蛇は3羽飲み込み、腹が太くなって出るに出られない状況でした。じいやは格闘の末、排除することに成功しました。その日私は残業で、遅く(22時過ぎ)の帰宅でした。手乗りをはじめ、お気に入りの仲間を失った残念な一件でした。
<事件その後>
カゴの繋ぎ目は、隙間が出来ないようにきちんと加工しました。
2つのカゴの内、片方は自家製の巣箱なので、比較的簡単に細工ができました。
蛇対策で大切なことは、きちんと命を絶つこと。一度襲撃が成功すると、餌場として認識し何度も来ます。残酷なようですが外で飼われる方の大切な知識だと思います。
●恐怖の水難事故!
水入れ水飲み場には、危険がいっぱい!注意しましょう。
@それは、手乗りとなった生後1ヶ月の雛でした。羽もきっちり生え揃い一人前になったようなので、大型の金網カゴに移しました。その数日後の事、足を滑らせ「水入れ(市販されている角型の金網カゴに付属しているもの)」の中で水死していたのです。一人で上手に水を飲めるようになっていたので、安心していたのですが・・・うかつでした。
Aその後、また雛が孵り今度の成育は親鳥に任せました。生後3週間位たった頃でしょうか。巣から初ジャンプを試みたのか、単に落ちたのか・・・、着地場所が悪く、陶器の水浴び用の器の中で息絶えていました。
一人前になるまでの雛にとって、水ほど恐い物はない事を痛感しました。

<事件その後>
雛のいるカゴに入れる「水入れ」には、煮沸殺菌した小石(小鳥が飲み込めない大きさの物)を入れ、水入れの底を浅くして使っています(市販品の水入れは結構深い物が多い)。水浴び用の器は、雛がいる間は水量を1/3程度にして使おうと思っています。(平成11年9月初旬の事でしたから、まだ実践されていません。)
※小石:私は魚鑑賞用に市販されている少し大き目の小石を煮沸殺菌して使っています。石類には土壌細菌が多く、微生物的にも好ましくないものがあるようです。沸騰したお湯の中で、5(〜10)分程度煮てやれば充分のようです。
●青菜立ての落とし穴!青菜立て
1週間に一度程度、青菜を与えています。白菜の柔らかい部分が大好きで、しゃぶるように芯だけを残して食べます。容器は、小型のペットボトルの上部を切り取った手製の青菜立てを自作し、この白菜を挿しています。
上方の葉の部分を食べ尽くし、結果、青菜立ての底に空いた隙間に頭を突っ込んで水死していました。足を滑らせたのか・・・
白菜の芯は比較的硬く、どうしても水差しの間に隙間が空きます。そこにはまってしまった様でした。

<事件その後>
容器のビンには、水面が見えない位に白菜の芯を詰め込み、柔らかい葉の部分が食べ尽くされたら早めに巣から取り出すようにしました。
●なぞの伝染病!
某小鳥店から、新入りを入居させた時の事です。その子は、入居当初から古株たちに追い立てられ、いじめられていました。見た目は特に病気という感じではなかったのですが、3日目位に羽をふくらませ、4日目には息絶えていました。下痢をしたようで肛門が汚れていました。最初は、相当ひどいいじめを受けたのでは?とも思っていましたが、その3週間後には、同じ箱巣に入っていた2羽が同じ症状で亡くなりました。何か悪い病気が入ったのでは?と、箱巣を徹底的に水洗い洗浄し日光殺菌・乾燥させた後、1羽を入れてみましたが、2週間で同じ症状であっという間に息絶えてしまいました。
<事件その後>
普通だったら、こんな危険な巣箱は廃棄してしまうところなのですが、実はこの箱巣は、カラーボックスを改造し、苦労して作った私の手作りだったため、捨てるのが惜しく何とか使えない物かと思案した結果、次のような対策を実施しました。
箱巣の側片面も網を張り通気性を良くしました。又、破水性のあるペンキをしっかり塗り、湿気がこもらないようにしました。1週間天日乾燥した後、大量の熱湯でしつこいぐらい殺菌しました。(箱が80度以上の温度で5分以上加熱されるという条件を満たすように配慮しました。)
それからというもの、このような事件は全く無くなり、皆この箱巣で快適に過ごしています。
この箱巣に入れる鳥たちが次々と落鳥していく姿は、本当にぞっとしました。そこまで箱巣にこだわらなければ、ここまでの事態にはならなかったと思われる方も多いと思います。私もその通りだと思います。自分の“わがままだったと思っていますが・・・。
それから忘れてはならないのは、新たな仲間を同居させる時には、しばらく同じ巣に入れず、健康状態をよくチェックしてからにするという事です。大変な勉強をさせてもらいました。
※その他に考えられる理由は、自家製の巣箱だった為、内面に塗った塗料が充分に乾燥していなくて有機溶剤臭が残り、病気になってしまったのかも知れません。

セバスチャン
ここに書かれた事は、あまりペット本では書かれない内容かも知れません。
実際に長く付き合った方でないと分らない、経験でしか判り難い内容だと思っています。
もっと気を付ければ良かったのにと、言われるかも知れませんが
『経験がない』、『知らなかった』と言う事は、
ある意味ではしかたなかった事だと
考えています。残念な事ですが・・・。少なくともここに立ち寄られた方が
この件を参考にされ、同じような経験をされないようにと、紹介せていただきました。


トップページへ戻る
トップへ戻る
次のページへ:写真館
メニューページへ
ライン