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■柳井市に在る弊社に勤めて数十年、毎日のように眺めていた琴石山
若いときには考えたこともなかったが、山登りをしてみようと思い
98年の11月の終わりに山に向かった、天気は晴天、風もなし、気温5度
登山ガイドブックとして中島篤巳先生の書かれた山口県の山を参考にして
登ることにした、JR山陽線柳井港駅から国道188号線を岩国方面に向かって
5分程度歩くと登山口の大きな看板が見つかる、標識どおりに左に曲がり
すぐ前のJR山陽線の踏切を渡り、舗装された車道を、琴石山を正面に見ながら
進んでいく、途中ため池の淵に道標がある、脇道がいくつかあるが、あまり
迷うことはないと思う。柳井港駅から約30分程度で白潟林道にでる、
林道交差点には、案内板がある、林道を右に50m程度進んだところに脇道があり
道標がある、
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この道標には歩行登山道の標識と車登山道の
標識が同じ
車道の方向を示しているので、中島先生紹介の ルートは初めて登る人だと
車道を行ってしまうことになる、夏などは草が茂って通れそうもないと
思われるが、左に曲がって脇道を5分も歩くと登山道らしくなり道標も
存在する、このあたりから急登になる、階段等もなく自然道だ、
約1時間程度で肩の広場に出る、休憩場所もあり、展望もすばらしく
すぐ前に琴石山が見え、少し休憩していくと良い
琴石山山頂には、ここから10分とかからない、山頂には祠があり、展望も
良好で瀬戸内海の島々が一望できる。
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(白潟林道登山口道標) (山頂から柳井市を望む) (琴石山山頂)
■琴石山の現在主たる登山ルートはグリーンパークを通る愛宕神社登山ルート
が1番のお奨めである、
コースは先ほどの脇道に行かずに車道を直進する しばらく進むと石の愛宕神社登山道の標識が左にある、標識通りに進む 林のなかをしばらく進むとグリーンパークに出る、 |
愛宕神社跡の石垣が残っているだけで、神社はない、学習の森として多くの木が植えてある
休憩する場所にはちょうど良い、トイレもあるので助かる。
ここから先は急登だ、展望がすばらしいのでゆっくり眺めながら登ると良い
一気に頂上に出られる。
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(伝説)琴石山
この山の名の由来には、次のような説がある。
山の頂上に琴石という岩があり、天女が舞いおりて、
この岩の上で琴を奏でたので、琴石山と名づけたという。
この山を南の伊保庄海岸から眺めると、琴柱に糸をかけた
形に見えるので、琴石山というようになったという。
室町時代の終りごろから、この上に『事能要害』
(ことよしようがい)
という砦があって、ある時兵糧責めに会った。そこで谷間に
板をかけたり、木の枝に着物をかけて、多くの兵がいるように
見せかけたりして、勝つことができたという。
そこでこの山を事嘉山
(ことよしやま)
と名づけたのが、後になまって
琴石山といわれるようになった。
琴石山は古くから名山といわれ『岩国十景』や『柳井八景』にも
数えられているし、柳井市民歌や、市内の小、中、高等学校の
校歌にもうたわれている。
(琴石山山頂の碑より)
(グリーンパーク付近の寒椿) (紅葉)
■三ケ岳には先ほどの肩の所まで降りると三叉路になっており、小さな道標が
あり右に行く、約30分程度進むと三ケ岳林道に出る、途中急斜面があり
滑りそうだがロープが横に張ってあるので助かる。
ここが鞍部でここから三ガ岳には800mの道標がある。この道標に従って
三ガ岳林道から作業道に入り2〜3分程度進んだ所の右側に小さな道標が
ありここから右に入り進んでいく、登山道は作業道と平行にしばらく続く
よく整備されている登山道だが後半は急登だ、30分程度で山頂に着く。
山頂には祠がある。また携帯電話のアンテナらしい塔もある、展望は良好
三ケ岳というからには3つの頂がある、2番目と3番目の頂へは10分程度で行ける
登山道はあまり整備されておらず、夏などは歩きにくいと思われる、
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いずれの山にも祠がある、ただし2番目の山の頂にはなく少し下の大きな岩の
裏側にある、登山道からは見えない。
下山はもとの道を三ガ岳林道鞍部まで降りる。林道を柳井方面に少し下った
ところの左側に、原公園、茶臼山古墳公園という道標がある。
左にとって40分程度下ると原公園内を通り茶臼山古墳公園横に出る
そのまま下ってもよいが左に曲がり少し登ると茶臼山古墳公園だ、
公園内は整備されており、展示館等もある(入場料無料)。古墳公園を横切ると
南側に下山道がある。5分程度下り鳥居をくぐりすぐの道を右に行き少しして
左に折り返せば、後はまっすぐ柳井港駅に向かって進むだけだ。
茶臼山古墳公園から20分程度で柳井港駅につく。
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(茶臼山古墳公園) (記念館内部)
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