SLの旅

益田駅前 医光寺雪舟の庭 医光寺の像
医光寺の掛け軸 医光寺の襖絵 医光寺総門
SL山口号津和野駅 欧風の車内 途中の篠目駅
運転手と釜焚き 展望車風の車内 最後尾車からの光景

 盆に連れ合いが実家に娘達と行くというので、行く前日急遽SLの旅を敢行することにして、最寄の田布施駅に行って予約状況を聞いてみた。行きは駄目だが帰りの切符は取れるという。即購入して、後はもう1ヶ所どこへ行くかと思案した。
 これまでは何回となく津和野へは行っているのでそこは除外し、できるだけ遠くへ行きたい思いに駆られて益田にしてみた。しかし、帰りのSLに乗る時間を考えると昼食を含めて益田に2時間滞在というのは後で考えてみると無謀だったように思う。
 ともあれ、飲むことも考えて連れ合いに送迎を頼んで、7時45分に家を出た。新山口で乗換え、益田に着いたのが昼少し前。すぐ観光案内に行き、医光寺の雪舟の庭と万葉歌人である柿本人麻呂の資料を探り、レンタサイクルでと目論んだが、盆とあってお休みだったのには参った。全く当てが外れてしまった。
 先ずは腹ごしらえと駅前の喫茶店で日替りを頼み、2つのうちどちらにするか思いを巡らし、迷った挙句バスの便のいい医光寺の雪舟の庭に決めた。時間が許せば隣りの萬福寺もと思ったが、いかんせん地理に不案内だし、バスの便も分からないままでの出たとこ勝負なのでそんな冒険はしなかった。帰りの列車に間に合うようにと医光寺だけで手堅く納めた。これが益田に来たことが、後で考えてみると無謀だったという内容である。
 これまで行ったことのない日原や長門峡にしていればと悔やんだけど後の祭。まあ今回はSLの旅がメインだからと自らを慰めることにした。
 SLの旅はJRが力を入れているだけあって、車両は5両とも、展望車風、欧風、昭和風、大正風、明治風と凝りに凝っていた。私の車両は欧風で、背もたれが高くステンドグラスがその上にあるという、何とも豪華な作りであった。
 沿線の道には、SLファンらしき人がカメラを構えて待っており、身も知らないのにお互いに手を振り合う光景は微笑ましくて、いい感じだった。
 途中の篠目駅で若干の停車時間が設けられ、運転手や釜焚きの人達の写真を撮ったり、SLとの写真に収まったりと客へのサービスは満点だったように思う。
 程なくして新山口駅に着くと、繋ぎの列車も丁度よく、19時前には田布施駅なり、柳井駅に着くことが判明した。家に帰るまでの算段をいろいろとした結果、田布施駅で下車し、これまで「白」さんと何度か行ったことのある「楽」(左をクリック)へ行くことにした。先ずはおばんざいを酒の肴にYEBISUで一杯流し込み、後は刺身盛りに冷酒でと相成った。カウンター席の隣りの人と仲良しになりつい杯が進んでしまった。
 何とも充実した一日だったことよ。


 旅 程

 2006年8月14日

 山陽本線 

 田布施(8:08)− 新山口(9:20)

 山口線

 新山口(9:36)− 山口(9:59)
(10:04)− 益田(11:58)

 昼食と雪舟の庭散策

 山口線

 
益田(13:57)− 津和野(14:40)(15:33)SLやまぐち号

 新山口(17:17)

 山陽本線

 新山口(17:29)− 田布施(18:47)居酒屋「楽」で晩酌