SD刑事ブレイダー


 発売   タイトー
 発売機種 ファミリーコンピューター
 ジャンル ロールプレイングゲーム

  システム

 フィールド型のコマンド式RPG

 仲間が2人増えるが、戦闘では主人公以外は補助的な役割しかない。

 バッテリーバックアップは、3ヶ所


SDながら、なかなかカッコいいです
タイトル画面も、メタルっぽくていい感じ

  ストーリー
 プレイヤーは銀河連邦の宇宙刑事ブレイダーとなって、地球征服をもくろむ悪の秘密結社ジャドーに立ち向かっていく。  

  レビュー

 ゲームはまず、悪の秘密結社の本部で親玉参謀四将軍の会話で始まり、事件の発端から、ブレイダーの基地である宇宙船へと場面が移り、いかにも宇宙刑事ものお約束のノリニヤリとさせられます。
 さらにゲームが進んで最初のボスと戦うときにも、ブレイダーが敵に口上を並べ立ててから戦闘に入るところなんかもツボをついてます。

 舞台は近未来(?)の日本の東京周辺で、ダムや東京ドーム、女学園、海底、空中要塞などなど、フィールドもビルや道路で構成されていて、ファンタジーものとは違ったところが新鮮で楽しめました。
 敵のデザインもいいセンいってて、ロボ系バイオ系複合系と、おもしろカッコイイ感じで好感が持てます。

 ただ ちょっと気になったのは、敵との遭遇率の高さと、戦闘でのダメージの大きさです。
 戦闘ではザコでさえも全HPの1/5下手すると1/3ものHPを削る攻撃バカスカ仕掛けてきますので、ちょっと油断するとあっさりやられてしまいます。
 さらに防御力をダウンさせる攻撃(しかも いちいち直さなければならない)も、バカスカ仕掛けてきますので、これもムカつきます

 もっともその分、回復のための消費ポイントが少ないので、戦闘で気を抜かせないようにするという点では、こういうバランスどりもアリかなとは思います。
 それでも効率よく戦うには、常にHPを80%以上にキープしておかないというのは面倒です。
 これは武器の値段が高いというのも原因してるのですが。

 それから、変身するコマンドがあるんですが、常に変身してれば事足りるんで意味がないのも残念です。
 まぁこれは、雰囲気作りだったり、もしかすると、何か意味があるのかもしれませんが、「レンタヒーロー」のように潜入捜査といったイベントなんかもあれば良かったのですが・・・


「悪の悪による悪のための時代」って、
なんてベタな(笑)

なぜかライトやスピーカーがあると思ったら

首領のキングジャドーって
ロッカーだったのね


フィールド画面です
バイクや飛行機も出てきます


女子高生も登場
強いっていうか、勝てません(笑)

 とはいえ、全体的に見てもバランスは決して悪くありませんし、お話もサクサクと進むので、宇宙刑事なノリにひかれる方は、ぜひプレイしてみてださい。
 最初は、人間を動物に変えるというちょっとトホホな作戦ですが、しまいにゃジャドーの怪人を悪人に売りつけるという前代未聞で画期的な(?)作戦やら、謎の助っ人サスライマンなんかも登場して楽しませてくれますよ。

 ところで、ゲーム中では「宇宙刑事」って何度も出てくるのに、タイトルに「宇宙刑事」ってつかないのはなんでなんでしょう?
 別の宇宙刑事ものの「ギャリバン」にもついてませんし、登録商標とかそんな感じで勝手に使っちゃいけないんでしょうかね?

(02’10/18)




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