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軍事最高司令官ペトロフ将軍が、謎の失踪をとげ、ウッドオークシティ中央行政センター内で、魔の原子と呼ばれる「ラクシン」が爆発。半径3キロの地域が放射能で汚染され、推定で死者3万人、負傷者8万人の大惨事が起きた。 警察庁特捜部によると、ラクシンがシンジケートと深いつながりがあるキリー研究所から流出していたことが判明した。 |
魔の原子、ラクシンを手に入れたシンジケートの戦慄すべき野望とは果たして・・・? サイボーグのザンという新たな仲間を得たアクセルたちは、シンジケートの野望を打ち砕くため、今また、命をかけた戦いの中にその身を投じた!! 燃えよ闘志!!うなれ鉄拳!! |
システム
ベルトスクロール格闘アクションゲーム 男性、女性、サイボーグ 少年のキャラから1人を選んでプレイ。裏技で、敵キャラも使えるようになる。 |
得点を稼ぐことにより、必殺技がパワーアップする。 進み方によって、最終ステージが変わる。 |
レビュー
カプコンの「ファイナルファイト」に対抗すべく(?)作られたこのゲーム、3作目ともなると、グラフィック、サウンド、演出など、全てがパワーアップしていて、とてもよいのですが、所々にバカテイストが漂っています。
まず、1面の中ボスからして、バカです。
オカマです。
それもただのオカマではありません。
ひげ面で、マッチョな身体に、ぴっちりレオタード。それにベストを羽織って、ストッキングとロングブーツに、ポリスキャップ。
こんなイカれた野郎が、イカれた音楽に乗って、クネクネと身をよじらせながら内股で走り、ボディビルでやるように頭の後ろで手を組んで、びょんびょんと画面中を跳び回る姿は、悪夢以外の何物でもありません。
まして、今までがシリアスな路線だったため、ファンとして受けた衝撃は相当なものでした。(注:誤解のないように言っておきますが、オカマがバカなのではありませんので、お間違いなきよう)
そして2面では、カンガルーが出てきます。
ボクシングのグローブとトランクスを履いて。
おまけに、ムチ持った調教師のピエロもいるし・・・
こいつら、本気で俺達を殺す気あんのか?
と、敵の親玉の考えを疑ってしまいます。
しかし、このカンガルーが、なかなか芸達者で、いろいろな攻撃を仕掛けてきます。
そこで生まれるのが、このカンガルーを使ってみたいという欲望。
それが、ご丁寧に用意されてるんですねぇ、裏技が。
この裏技で、さっきのオカマちゃんも使えるようになったりします。
「やはり狙ってるな」
と開発者の邪まな意図を感じずにはいられません。
これはこれで楽しいんですが、やっぱりバカです。
さらに裏技を使わずとも、身内にもバカが潜んでいました。
新キャラのジジイです。
ツルっぱげの白ひげジジイなんですが、身体はサイボーグです。
動力源は何だか知りませんが、そのジジイの腕は伸びるわ、
ローラーダッシュするわ、
全身から電撃を発するわ、
敵を片手でちぎっては投げ、ちぎっては投げ、
ハッスルじいさん大暴れです。
もう、誰にも止められません。
せめてもの救いは、頭を残して自爆ってのがなかったことくらいですね。
ですが、これらを受け入れられれば、グラフィックはメガドラ屈指のデキですし、マルチエンディングですので、充分楽しめます。
ただし個人的意見を言えば、「III」は大味な感じがするので、「II」の方が好きです。
あ、そういえば、ブルドーザーに乗っている敵が、最後に柱にぶつかって、上からドラム缶が落ちてくるのも、コントノリでバカですね。
ところで忍者たちって、もしかして「ニンニン」言ってるの? ハットリくんじゃないんだから(これは「II」も一緒か?)。
オカマちゃんを使うには
1面でオカマちゃん(ASH)を倒したら、画面が切り替わるまでAボタンを押し続ける。
すると、コンティニューの時に、オカマちゃんが選べるようになっています。シヴァを使うには
シヴァを倒したら、画面が切り替わるまで、Bボタンを押し続けると、コンティニューの時に、シヴァが使えるようになります。
カンガルーを使うには
タイトル画面で、上とBボタンを押しながらスタートボタンを押すと、プレイヤーセレクトの時に、カンガルー(VICTY)が選べるようになります。
技の出し方については、自分でいろいろ試してください。
セガのベルトスクロールアクション「エイリアンストーム」のプレイヤーキャラのロボットが、必殺技として、こんな非常識なことをするんです。
もっとも、女性キャラは、ICBM(大陸間弾道ミサイル)を爆発させますし、「スーパー忍」では、人間なのに、自分自身を木っ端微塵にする必殺技、その名も「微塵」が用意されてますし・・・セガってこういうの好きですね。
ちなみに、ベアナIIIのボスにも、「微塵」を使うヤツがいます。
「ベアナックル」(メガドライブ)
「ベアナックルII」(メガドライブ)