バトルマニア/大吟醸


 発売   ビック東海
 発売機種 メガドライブ
 ジャンル シューティン

  ストーリー

バトルマニア

 某国の皇太子デンカは、犯罪結社「アナグラン商会」にさらわれてしまった。
 デンカの父、国王ヘイカは、トラブルシューターである、大鳥居マニアと羽田マリアに、デンカ救出を依頼した。

バトルマニア大吟醸

 無事、デンカを救出することに成功したマニアとマリアは、祝杯をあげていた。
 しかし、そこへ、倒したはずのアナグラン商会のボス、モルグスティンが現れる。
 マニアは、モルグスティンを倒すため、平成バビロンへと向かうのであった。

  システム
 自機(マニア)は前方にしかショットを撃てないが、オプション(マリア)は前後にショットを撃ち分けることが可能。
 ダメージ制で、ボムは、ゲージがいっぱいになれば、何度でも使用できる。
 大吟醸でも、基本的なシステムは同じだが、自機のショットが、8方向に撃てるようになった(オプションにより、変更可能)。

  レビュー

 電源を入れると、メガドラお約束の、SEGAのロゴが現れますが、このゲームの主人公大鳥居マニアは、そのロゴにぶつけグルグル回してしまいます
 そしてさらに、裏技で用意されているのが、
 有名ゲーム機両足思いっきり踏み付けにするというもの。
 これだけで「このゲームの存在価値はある」などとよく言われますが、そんなことはありません。
 ゲーム自体もよくできています

 タイトル画面までは、テンションの高い音楽で盛り上げてくれるのですが、スタートボタンを押した途端間の抜けた音楽と、やる気なさそーなグラフィックと文字の会話が始まり、危うくプレイヤーまで、やる気なさそーになってしまいそうです。

 が、ゲームが始まると、ガード下商店街ということを別にすれば、グラフィックも描き込んでありますし、シューティンとしても、充分な出来栄えです。とはいえ、今流行りの破壊と弾避けの熱いシューティンではなく、一昔前にはよく見かけたコミカルシューティンとしてですけどね。

 ステージ構成バラエティーに富んで、1面は横スクロールですが、2面は縦スクロール、3面は巨大戦艦などがあり、グラフィックも多重スクロールは当たり前各面丁寧に描き込まれています。
 同人ゲーム的と言われることもありますが、「デザエモン」でもここまで作るのは、かなりな時間を要すると思います。
 ステージ数が少ないのが、ちょっと残ですけどね。

 また、ステージ間には、例のお間抜けなデモが流れて、ストーリー性バッチリ
 ラストも、ちょっとしたどんでん返しがあったり、まさにゴキブリの如き生命力親玉も見れて、楽しませてくれます。

 そして、大吟醸ともなると、グラフィックステージ数演出などなど、全てが各段にグレードアップして、 もう同人ゲーム的という言葉は当てはまらないほどになっています。

 マニアマリアグラフィックも、すっかりアカ抜けて、一般大衆にも普通に受け入られる美しさになっています。
 でも、ゲーム内の他のグラフィックは、いろんな意味で、濃ゆいですよ〜っ。

 前作では、ステージ間のデモが、やる気なさそーでしたが、大吟醸では、フルスクリーングラフィックで、会話こそ、おバカですが、この気合の入り方は、前作のファンに応えねばなるまいという、ビック東海のが感じられます(エンディングでも、前作のアンケートハガキをネタに、送った本人にしか解からないような、開発者のお返事が出てきますし)。

 大吟醸ダテではありません

 続編を望むトコロですが、ビック東海がゲーム開発から撤退した今となっては、無理な話なのでしょうか?

 こうなったら、サターンの「デザエモン2」を使って作るしかありませんな・・・


バトルマニア開発者インタビュ〜っ!

幸運にも、バトルマニアの生みの親である たかやんさんに、
お話をうかがう機会に恵まれました。

たかやんさんの生の声をどうぞ

どうぞ



某ゲーム機踏みつける裏技

 「SEGA」ロゴ出ている時に、2Pパッドスタートボタン押し続ける

 何が、ビック東海をここまでさせたのかは――
 上の開発者インタビューをご覧下さい。

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