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君の名はハイムドール・・・ 神々の手から奪われた3種の神器を捜し出すのが君の使命だ! 主人公は悪神ロキによって奪われた、オーディンの剣、ソーのハンマー、フレイの槍を探す旅に出る |
システム
斜め見下ろし型のフィールドアドベンチャーRPG。戦闘は、簡単なリアルタイムアクションになっている。 ゲーム開始時のサブゲームの結果により、より強い仲間を選ぶことができるようになる。 |
レビュー
君の名はハイムドール・・・
神々の手から奪われた3種の神器を捜し出すのが君の使命だ!
この1文が、ゲームのストーリーすべてを物語っています。
元になっているのは、北欧神話で、主人公は、悪神ロキによって奪われた、オーディンの剣、ソーのハンマー、フレイの槍を探す旅に出ます。
ジャンルは、探索型RPG。
主人公は、バイキングの村に生まれた青年ハイムドール。
バイキングだけあって、3つの海を股にかけて冒険します。
タイトルの前のビジュアルシーンは、非常に雰囲気よくプレイヤーを北欧神話の世界へといざなってくれます。
まず、主人公ハイムドールがしなければいけないことは、仲間集めです。
普通にスタートしてもある程度、仲間はいるのですが、サブゲームをいい成績でクリアすると、さらに多くの頼もしい漢達の中から、仲間を集めることが出来ます。
サブゲームは3つ。
手かせ首かせに繋がれた少年を助けるために、斧を投げて張ってあるロープを切るゲームと、逃げ惑うブタをタイミングよく捕まえるゲーム。現れる敵を剣で倒しながら、船の船首に置いてある宝を取って帰ってくるゲームの3つです。制限時間がありますので、タイムアタックで楽しむのもいいかもしれません。
仲間は自分を含めて6人。
洋ゲーだけあって、かなり濃いいキャラたちばかりです。
いろんな職業の人がいますが、どういう組み合わせでも、ゲームに支障はありません。お好みで選んでください。
そして冒険へ出発。
バイキングですから、移動はもちろん船。
マップ上で行きたい島を選択。
小さな船なので、いきなり遠い島へ行けないところがリアル(かな?)。
島に入ると、クォータービューに切り替わり、歩いて移動。
別に迷路になっているわけでもありませんし、そんなに広いというわけでもありませんので気楽に探索できます。
ただ、至る所に、落とし穴や虎バサミが置いてあったり、矢が飛んできますので、ご注意!
敵は、見えている敵と、見えていない敵がいますが、1度倒すともう現れません。
戦闘は、リアルタイムですが、敵が攻撃しようとしたところを、カウンターで攻撃するだけですので難しくはありません。
素手、武器、呪文などで攻撃可能です。敵の滑らかなアニメーションは、一見の価値あり。
あとは、探索を繰り返して、あっち行き、こっち行きしながら、謎を解いていってください。ただ、重要なアイテムを捨てると、どうしようもなくなるので注意してください。
店で売ったのなら、買い戻すことが出来ますが、セーブが1つしか出来ないので、くれぐれもご注意を。
全体的に見ると、簡単です。
お手軽に、探索型RPGが楽しみたい方におすすめします。
グラフィックや動き、荘厳な音楽などが冒険を盛り上げてくれて、その辺は、見るべき点が多いと思います。
その反面、なぜこんな所で、こんなアイテムを使うの?とか
選んだ仲間の個性が活かされていないとか、
戦闘は、もしかすると素手が1番強いのでは?
というようなところが残念でした。
プレイ時間も、ちょっと短いですね。
もっと探検したかったというところです。
ですが、非常に丁寧に作られていますし、アイテム総当りでいけば、なんとかクリアできますので、日本のRPGにはもう飽きたという方は、ちょっとした息抜きにプレイしてみてはいかがでしょうか?
ただし、エンディングには期待しないでください。
洋ゲーですから、本編こそが『ウリ』なのです。