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主人公のプレイヤーはナヴァンという惑星を冒険します。冒険の目的は、行方不明のローソンという人物を探し出すことです。 ローソンは、ナヴァンを支配するドルイド族の1人です。主人公は、力を見込まれてナヴァンへと呼び寄せられたのです。 |
ナヴァンには5つの島があります。島の住人と話すと情報を得られます。冒険の途中で手に入るアイテムは、きっとあなたの助けとなります。中には、進路を妨げる者もいますが、彼らに負けず冒険を続け、消えたローソンを見つけ出してください。 |
システム
斜め見下ろし型のフィールド・アドベンチャー。 戦闘は、簡単なリアルタイムアクション。 地・水・風・火・気のエレメントを、組み合わせることによって、魔法が使える |
レビュー(セガ サターン版)
気がついたら、見知らぬ土地にいた。近くで動物のうなり声がする。
---ここはどこだ?
空気が冷たい。景色にはまったく見覚えがない。
うなり声の主は2本足の化け物だ。人間のような姿をしているが、色は緑色だ。しかも、ライオンのようなような太い声で吠えやがる。
---とんだ所にとばされたもんだな。
とにかく、こいつらを倒さなきゃ、俺の命はここまでのようだ。
だが、右手には愛用の斧がある。これさえあれば、どうにでもなる。俺の運が尽きたわけじゃ、なさそうだぜ。
さぁ、いくか!
これが、主人公の導入部分。
取説のこの文章を読んで、「渋い!」と思った。
パッケージのイラストにも、そそられました。
内容は、クォータービューの洋ゲーアドベンチャー
主人公が成長するRPG要素と、戦闘に、アクションを取り入れていますが、苦になるほどのものではありません。
魔法も、地・水・風・火・気のエレメントを、組み合わせることによって、使えるようになります。
目的は、4人のドルイドが支配する惑星ナヴァンで、行方不明となった「風のドルイド」ローソンを探すこと。
世界観は、中世ファンタジーベースに、錬金術的科学観がミックスされています。
ですが、さすがは洋ゲー。与えられる情報は少ないです。
それでも、なんとなーくやっていれば、なんとなーく解けるような気もしますが、わかりにくいところは、かなりわかりにくいです。
グラフィックは、かなり美しいですし、音楽も、世界観とマッチした独特のものになっています。個人的には、ケオウンの音楽が、素朴なかんじで気に入りました。効果音も、洋ゲーらしく、生々しいです。
ストーリーについては、書きませんが、国産モノのように、お話を見せていくのではなく、断片的に与えられる情報を、自分で補いながら、繋ぎ合わせていくのが、このゲームの楽しみ方です。
エンディングは3(5)種類。
ま、洋ゲーならこんなものでしょう、というところです。
うたい文句として
「ウィザードリィ」のサーテック社が挑む新機軸!
と、ありますが、総合的に見ると、イマイチです。
洋ゲーアドベンチャーが好きな方、飢えている方は、プレイしてみてください。