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緑なす潤いの美しき惑星ウェスティナ。 最高の管理能力と戦闘能力を有する女帝ニルヴァーナ・プロトを筆頭に、数体のマスターエンヴリオが統治する惑星。 そこは、唯一の知的生命体であるエンヴリオが、その叡智をもって開発した技術によって、環境問題などとは無縁の『行きとし生けるものの楽園』となりつつあった。 だが、ある日襲ったクァン型浸透性ウィルス。 かつての美しい星は、その時から地獄へと変貌した。 それまで、温和で争いなど起こさなかったマスターエンヴリオ達は、突如武力による圧政を始め、生態系は破壊されて行く。 地は割れ、森は燃え上り、海は枯れ果てた。 |
そして、ウィルスに侵されたエンヴリオ達の意識は密かに歪められ、誰もがこの破壊を来るべきものだと信じて疑わなかった。 しかし、その事をよしとしないエンブリオが二人いた。 ブロゥはプロトの管理世界に戦いを挑む。 |
システム
2人同時プレイ可。 ダメージ制。 メインウェポンとサブウェポンガあり、サブウェポンを破棄する事によりボムが使用できる。サブウェポンは、3つまでストック可能。 |
ステージをクリアすると、ビジュアルシーンが入る。 クリアしたステージまではセーブでき、そこまではステージ選択可能。 ビジュアルシーンのない、アーケードモードもある。 |
声の出演
レビュー(セガ サターン版)
ステージクリアごとにお楽しみのある、18歳以上推奨のシューティングゲームです。
ダメージ制ですし、L、Rボタンでできる「ブースト(高速移動)」中は無敵なので、難易度はそれほど高くないと思います。
どうしても、お楽しみが見たいという人には、無敵コマンドもあります。
お色気シーン(死語)は、止め絵ですし、肌の露出度は高いですが、きわどいというほどではありません。
設定では、ウィルスの抗体を照射しているとのことですが、そう言われるとそういうふうにも聞こえますし、会話の内容に、妄想を付加して推測すると、アレでナニしているようにも聞こえます。
しかし、外見上、女のファラまでも、ナニしているところを見ると、ファラにもアレがついているのか、それとも本当に抗体を照射しているのか・・・ま、それは、各自のご想像にお任せするということで。
では、肝心のゲーム内容ですが、敵をほっとくと、処理が遅くなるほど、弾と敵が湧いて出てきますので、弾よけの好きな方には、いいかもしれません。
そうでない方も、「ライトニング」というパワーアップアイテムを取れば、ワイパーの様に敵弾を消せますので、安心です。このアイテムがあれば、クリアも難しくはないでしょう。
私は中古を買ったのですが、ケースの厚みはあるのに、説明書はペラペラで不親切な内容。本当は他に、設定資料集でもついていたのでしょうか?
TGLが発売したゲームは、取説が不親切な物が多いのですが、このゲームもその1つです。
先ほど書いた、アイテムの「ライトニング」は、説明書に載っていませんし、「ブースト」中は無敵だということも書いてありませんし、クリアしたステージをセーブすることができるのですが、それについても書いてありません。
なんでなんでしょう?
取説はともあれ、シューティンながら、ストーリーがしっかりいるのは、評価できます。
自分たちは、どこからきて、どこへ行くのか?
自分たちは、母星にとって本当に必要な存在なのか?
母星を食い潰してしまうだけの存在なのではないのか?
などと、今の人類と重ね合わせて考えると、非常に身につまされるお話でもあります。
あ、それから、ステージ5の地上には、ちっちゃなウシがいるのですが、これを攻撃すると、「ハードドライビン」よりも悲痛な感じで、
「んもぉ〜っ」と鳴きます。
でも、たくさんいるんで、「もぉ、もぉ」うるさいですけどね。
ポーズをかけて、上、上、下、下、左、右、左、右、B、A、と押すと、常時シールドが張られた状態になります。
驚くほど、ベタなコマンドですね。