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魔術師の遺産 上巻 安田均/笠井道子 訳 末弥純 挿絵 電撃文庫 |
育ての親を突然失ったダヴは、養父と共に進めていた研究を続けるため、ルルンに住む養父の友人のもとへ身を寄せることにした。 のっけから、アルファティア大陸のブラックハート王国で魔術師たちの最終バトルロイヤルが行われてて、それを天界で数多くのイモータル(神)たちが固唾を飲んで見守っているという状況からしてすごいです。 そんなわけで、イモータル世界については、ギリシャ神話的な天界という感じで「竜剣物語」よりもわかりやすく描写されています。 年代で言うと、ジアティス歴紀元1010年で、アルファティア大陸とブラン大陸(カラメイコス大公国なんかがある大陸)の間で戦争が終り、アルファティア大陸が海に沈んでしまったという時代です。 酒場でケンカが始まると、意味もなくみんなで大乱闘を始めるというトコロもおかしかったです。 ところで、シャドウ・エルフって私の知っている設定では、陰険で邪悪な種族って感じだったんですけど、これを読むと実は虐げられていた不幸な種族だったということ描かれていて、シャドウ・エルフへのイメージががらっと変わりました。 他にも、この時の各国の状況や権力者の名前、ミスタラ世界の地下にあると言う、もうひとつの世界についても、ちらっと噂話が出てきたりします。 あとがきに「1010年以降は、ミスタラ世界もAD&Dでもプレイできる」とあるとおり、魔法のほとんどがAD&Dか、ガゼッタワールドでのオリジナル・スペルようで、私には、いまいち判別しにくいのですが、一応 下に書いときます。 | ||
登場人物 | |||
ダヴォニン・カーラン リーンナ カレンデリ イライアン サーディック |
ホーガンヴァー・ストーントーカー ヘイユー ストリース・フローリグ アサッグ ムーンベイン | ||
登場するモンスター | 登場する魔法 | ||
オーク シャドウ・エルフ マリン・デカパス シー・ヒドラ ジリアン ホモンクルス ゴーストリィ・ホード パール・ドラゴン オパール・ドラゴン ダイアモンド・ドラゴン ザ・グレイト・ドラゴン |
マジック・ミサイル 〈縮小〉の呪文 〈氷(アイス)〉の呪文 〈透明の壁〉の呪文 〈探知〉の呪文 〈保護〉の呪文 | ||
登場する特殊なアイテム | 一行のルート | ||
光の護符 カンレッドウェイス |
暁島(アイル・オブ・ドーン)の〈大峡谷〉から 海岸 船でカードウイッカへ 船でフォーメングレイブ海峡を抜け 暁の海 ジアティス帝国東岸に上陸 ゼントロール砦から丘陵地帯を北へ 下巻へ続く その他の場所: イモータルの世界 パンティウス アルファティア大陸ブラックハート王国クエイン城内 プロークンランド地下のストリースの隠れ家 | ||
登場するイモータル | |||
ザ・グレート・ワン ダイアモンド・ドラゴン オパール・ドラゴン パール・ドラゴン オーディン ヴァレリウス タナトス |
ロキ マソーウー アルファクス アツァンテオトル プフラール タイレシアス ラニヴォラス レイフェル(名前のみ) |