「chromecast」を使ってみた
Posted:2014.11.26
chromecastは、テレビなどの HDMI 端子に差し込むタイプの小型メディアストリーミング端末で、スマホ、タブレット、iPhone、iPad、Mac
、Windowsパソコンの画面を無線(Wi-Fi)で直接映す事が出来ます。
Windowsとandoroidで、セッアップから使い方の解説と、使用感をレポートします。これはかなり使えますよ。
■chromecastについて
キャスト出来るのはYouTubeや一部の対応アプリだけでしたが、バージョンアップで現在は、パソコンやスマホの画面全体のキャストも可能となり
価格もお手頃なので、とても魅力的な商品になっています。
ただし、Android 4.4.1以上を搭載した端末で機種も限定されています。私は最近スマホをGalaxy S3→Xperia Z3に変更し、Xperia Z3が対応している事を確認して購入しました。
→Xperia Z3対応記事
購入価格¥4,530円(Amazonで購入)
■セットアップ方法
箱にスタートガイドが記載してあります。
- chromecast本体をテレビのHDMI端子に差し込み、電源ケーブルをコンセントに差しこみます。
- テレビを先ほどchromecastを差し込んだ入力端子に切り替えます。
- パソコンorスマホから設定します。(スマホだけ繋ぐ場合はスマホのみでOK)
3は、記載されている指定アドレスから行います。スマホからでも、パソコンからでもできます。私は最初にパソコン側から設定しました。
以下、設定方法です。
●パソコン側からセットアップ
箱に記載されているセットアップアドレスより「chromecastアプリ」のインストールと「chromecast拡張機能の追加」の2つを行います。
私は拡張機能の追加から行いました。
「chromecast拡張機能の追加」をクリックすると下記画面となります。
「拡張機能を追加」をクリックすると下記chrome(プラウザ)に追加の確認画面が開きます。
「追加」をクリックするとchromeブラウザにchromecastアイコンが追加されます。
⇐このアイコンからキャストします。
次はchromecastアプリのインストールを行います。セットアップページのダウンロードをクリックします。
アプリがダウロードされるので、ダウロードされたファイルを実行してください。
利用規約画面が開くので同意できれば「同意する」をクリックします。
同意すると無線セットアップ画面が開きます。「続行」をクリックします。
コード確認画面が表示されます。テレビにもコードが表示されるので同じであれば「正しいコードです」をクリックします。
Wi-Fi接続する画面が開くので無線のパスワードとchromecastに付ける適当な名前を入力します。
アップデート画面になるのでアップデート終了後「続行」をクリックします。
以上で、アプリのインストールは終了です。
デスクトップに「chromecast」のショートカットができています。このアプリは「chromecast」の無線設定など各種設定を行う事ができます。
「chromecast」への接続はブラウザの「chromecast」アイコンより行います。
・キャスト方法
ブラウザのキャストアイコンをクリックします。先ほどchromecastに付けた任意の名前があるのでクリックします。
これでブラウザの、このタブのみキャストされました。停止したい場合は、キャストアイコンをクリックし「キャストを停止」をクリックします。
パソコンの全画面もキャストできます。タブキャスト中であればキャストアイコンをクリックし「デバイスリストに戻る」をクリックします。
右上隅のアイコンをクリックします。
一番下の「画面全体をキャスト(テスト)」をクリックします。
これでパソコン画面がテレビにキャストされます。
基本的にこれらのキャスト方法だと音声はパソコンからでたりします。
パソコンとテレビでタイムラグが体感で0.1~0.2秒程度あります(テレビが遅れる)。
chromecastに対応しているサイトであれば音もテレビからでます。
●スマホのセットアップ
Playストアからアプリ「chromecast」をインストールします。
プライバシーと利用規約が表示されるので問題なければ「同意する」をタップします。
パソコンと同じgoogle IDで、既にパソコンの方で無線の設定もしているため、そのまま認識しました。
chroemcastのアイコンができています。
・キャスト方法
chroemcastを立ち上げデバイスをタップします。
画面のキャストをタップします。
「端末に接続」をタップしてキャスト完了です。
chromecastに付けた任意の名前があるのでタップします。
これでスマホ画面がテレビに全体がキャストされます。
■パソコンから視聴
YouTubeを視聴
You Tubeの場合は、chromecast対応となっているので、下図のように動画再生するプレーヤーにchromecastアイコンができているのでクリックします。
ブラウザのchromecastアイコンが下図のようになるので、接続します。
テレビのみで再生され、パソコンには「再生中:*******(任意につけた名前)」と表示されます。
違う方法でもキャストできますが、うまく再生できなかったり、音のみパソコンからになったりします。
画質も音声もかなり高いクォリティで再生され、まったく問題ありません。
dビデオを視聴
ドコモで機種変更時に強制加入した「dビデオ」です。docomoIDとPasswordがあれば、パソコンからでも視聴可能です。
スマホは対応していますが、パソコンは対応していないようです。
タブからキャストして観たい動画を選んで再生すると新しい窓が開き、そちらで再生されるためタブからキャストできません。
画面全体をキャストすると観る事は可能ですが、音声はパソコンからのみ出力されるので、タイムラグの関係で実用不可です。何か方法があるのかもしれませんが、
現状は不明です。
下の記事で記載していますが、スマホからの視聴はできます。
dアニメストアを視聴
ドコモで機種変更時に強制選択加入した「dアニメストア」です。docomoIDとPasswordがあれば、パソコンからでも視聴可能です。
「dビデオを視聴」と同じ結果でした。
■スマホから視聴
YouTubeを視聴
YouTubeを立ち上げてYouTube画面に追加されたchromecastアイコンから接続します。
観たい動画を選択して再生します。スマホの画面は「*******で再生しています」と表示され、再生時間のみ表示されています。
スマホの性能にもよるのかも知れませんが、再生しながらスマホで他の操作(メールやゲームなど)しても再生に全く影響されません。
テレビ側は、画質・音声ともかなり高いクォリティで再生されています。スマホから再生しているとは思えません!!
dビデオを視聴
dビデオ立ち上げてdビデオ画面に追加されたchromecastアイコンから接続します。
観たい動画を選んで再生する。スマホの画面で動画は再生されず「*******にキャスト中」と表示され再生時間のみ表示されています。
こちらもYouTubeの再生と同様にスマホで他の操作(メールやゲームなど)しても再生に全く影響されません。
テレビ側は、画質・音声ともかなり高いクォリティで再生されています。スマホから再生しているとは思えません!!
↓dビデオをキャスト中のスマホとテレビです。画質の良さがよく分かります。
dアニメストアを視聴
対応してないため視聴不可でした。
chromecast(アプリ)からキャストして、スマホの画面全体がテレビに映るようにし再生すると何も映りません。
スマホの画面はストリーミング再生中と表示され、再生時間のみ表示されています。音声はスマホから出力されています。
どうやっても、テレビ画面で再生することはできませんでした。
→2014年12月18日(木)Androidのみ対応となり、iOSの対応については今後詳細を発表するそうです。
→対応記事
スマホからゲームをキャスト
殆どのゲームはchromecastに対応していないため、chromecast(アプリ)から画面をキャストすることになります。
音声はテレビ側のみ出力されますが、音声がでなかったり、数分(2~10分程度)で止まったりします。スマホからも音声が出ません。
原因は分かりません。
画質・音声ともそこそこ良好ですが、タイムラグもあるので使い道はゲームをやっている所を他の人に見せるか、録画するくらいだと思います。
↓ゲームをキャスト中のスマホとテレビです。
■いろいろ使ってみた感想
パソコンやスマホ画面のモニターとして使うのはタイムラグがあるので向いていません。
しかし、動画の再生は画質・音声とも素晴らしいです。特にスマホからのキャストに向いていると感じました。
価格からしても購入して損はないと思います。YouTubeをよく見る方や、dビデオなどを契約されている方には最適です。
将来的にこの様な機能はテレビに標準的に付いてくるのではないでしょうか。
また、使い方次第でプレゼンなどでの使用にも向いていそうです。ノートパソコンを使わず、スマホだけの有線なしでプレゼンができます。
Wi-Fi接続は必ず必要なので、Wi-Fi接続できない環境で行う場合に、キャストするスマホのテザリングで接続できるのか、またできない場合に
別のスマホのテザリングで接続できるのか、今後嫁のスマホを使って試してみたいと思います。
WEB関係含めたデザインを勉強しています。
イラスト作成・画像加工・Flash動画作成・一眼レフカメラの撮影・動画編集などできます。