春の山菜と水苔を採りに行こうの巻 その1 |
'03/04/15 |
【一枚岩の滝】 母と連れ立って、山へ水苔を採りに行った。土の乾燥防止の為に植木鉢の表面に敷いてやるアレだ。園芸屋で買うものだと思っていたら、「そんなもの買わんでも、山にいったらようけある」と母に一喝されての山歩きとなった。山ツツジが丁度見頃で、それを眺めつつ、川伝いに15分程度登ると、大きな滝に辿り着く。これは一枚岩の滝で、大変迫力がある。総延長15〜20mくらいだろうか。山口市小鯖の鳴滝を小さくしたような感じだ。私が子供の頃は、ここを滑って遊んでいたこともあるという。 こんなに美しい滝なのに、地元の人しか知らないのはとても残念な気さえする。 |
わき道を滝の中腹まで登るとこんな感じ。ヌルヌルとした苔も生えているので、滑らないように、そろりそろりと岩の上を歩く。 清流を手にすくって飲んでみた。まったくの無味無臭。人間の手にかかっていない、自然の水だ。 |
【水苔の生えているところ】 岩を渡って両脇の茂みを見ると、茅や、シダといっしょに水苔が密生している。枯草や落ち葉が上にかかっているので、それを取り除きながら、優しく引き上げていく。 |
引き上げた水苔を岩の上に並べたもの。丈は10数センチ。場所が良かったのか、ゴミとかが殆どついていず、綺麗な水苔だ。園芸屋で売っているものは、乾燥させてあるので褐色だが、生きている水苔は、しっとりとして瑞々しく、日の当たる先っぽは美しい黄緑色をしている。 |
本日の収穫。肥料袋に山盛り2袋ほど採った。母と私で、一つづつ袋を抱える。ちなみに写真上部の足は、母の長靴姿であります。(笑) 【持ち帰った水苔の処理】 大きなビニールシートに水苔を広げる。ゴミや枯葉などが混じっているので、丁寧に取り除く。そのまま広げて天日に干す。最初は水を含んでしっとりしているが、すぐに乾いてカラカラになるので、風で飛んでしまわないように気をつける。 |
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