春の山菜と水苔を採りに行こうの巻 その3 |
'03/04/15 |
【春の山菜と花々】 一仕事終えた帰り道は、水苔の袋を抱えつつも、足取りは軽やかだ。行きしなに見つけておいたワラビの生えているポイントで、今度はワラビ採りに励む。シダの生えているところには、辺りを見回すと地面からワラビが顔を出している。このワラビが大きく葉を広げて育つと、シダになるのだ。一つみつけると次から次へと見つかるので、ついつい山の奥へ足を踏み入れてしまう。茎の根元は既にトウが立って固くなっているので、ポッキリと折れるところから摘んでいく。 |
私の採ったワラビ。掴んでいる軍手は、私の手です。沢山食べられるものでもないのに、採るのが面白くて、ついつい採りすぎてしまう。 【ワラビのアクの抜き方】 ボールかバットにワラビを敷き、その上から灰をまぶし、熱湯をたっぷり注いで一晩置く。翌日水洗いをすれば出来上がり。冷蔵庫に2、3日は保存出来る。それ以上置く時は、冷凍庫へ。 |
【蕗】 これは、持ち主のいらっしゃる土地なので、採れはしませんが、蕗が群生していました。春の日差しをいっぱいに浴びてそよぐ丸い葉っぱの群れが美しかった。 【蕗の下ごしらえ】 葉を取り除き、鍋に入るくらいに適当に切り、塩で板ずりしてから、熱湯で湯がく。冷水にとり、繊維にそって皮をスーッと剥いていきながら、食べやすい大きさに折る。一筋皮を剥くと、後はポッキリ折ったところから面白いように皮が剥けていくので、この作業は大好きだ。 |
【キンポウゲ】 土手に群がって咲いていた。 毒性があるとは思えない、なんとも可憐な花だ。 |
【カイドウ桜】 昼過ぎになんとか家まで辿り着いた。 ほぼ満開の我が家のカイドウ桜。去年に比べると、花付きも悪く、小さめだ。住む人がいなくなったのを、植物たちは敏感に感じ取るのかもしれない。せめて徳地に帰った時は、この植物たちに、沢山の声をかけてやろうと思う。 |
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