海外の楽器店からの購入方法



海外お奨めの楽器店

G店
E店
 
上記の2店が私のお奨めです。これ以外にもアメリカ国内にはそれこそ無数の楽器店が存在します。後で説明しま
すが、どの店でもかまいませんが、支払いの時にカードで決済できる店を選んで下さい。カード社会のアメリカでは、
カードで決済できること=信用のおける店ということになるようです。
 あと、ニューヨークにあるM社も有名ですが、ここはちょっと価格が高めのような印象があって、私はまだ1度も利
用したことはありません。ここはエレキよりもアコースティック方面に力を入れているようです。


最初はどうするの?

まずは自分の目的とする楽器を探します。上記の2店で多分お目当ての楽器は見つかると思います。どうしても見つか
らない時はどうしたらよいのでしょう。こういう時は、アメリカ版デジマートであるアメリカ国内の楽器店をネットワークした
サイトを使って探してみるのも手です。

 注文の仕方

 さあ、いよいよ自分の探している楽器が見つかりました。いくらインターネット上に広告が出ているからといって、それ
が在庫しているというわけではありませんので、まず在庫状況を確認します。「あぁーっ、俺って英語できないもんなぁ」
と悩んでいるあなた。そんな事では海外から購入する夢も消えてしまいます。中学校までの英語を思い出してみましょ
う。そうそう、それに英語の英英と和英辞書の2冊を準備して下さい。

もーぅ、本当に簡単な英文です。       

Dear Sirs
Have you still available *******(ここは楽器名あるいは、在庫番号等)?
                         自分の名前
                         メールアドレス 

 こんな簡単な英文でいいの、と思われるかもしれませんが゛、こちらはお客ですからとにかく用件が伝わればいいので
す。この程度の文面で向こうは十分分かってくれますし、翌日には返事がくることでしょう。

 カード、持っていますか?

 さあ、メールで在庫の確認ができたら、いよいよ注文にはいりましょう。あれれ、ちょっと待って下さいね。
カードをお持ちですか? そう、いわゆるビザ・カードとかマスター・カードとかいうあれです。支払いをこれ
で行いますので絶対に必要になります。もちろん、銀行振込という手もありますがあまり一般的ではあり
ませんし、手数料その他もろもろの金額と時間がかかるのと手続きのめんどくささを考えると絶対にカー
ド支払いをお勧めします。ということで、カードありますね!?

注文はファックスが便利

在庫も確認しました。カードもあります。いよいよ注文です。私は、これまで、何度も注文してきた経緯があって、注
文書はワープロで形式を書いて何枚かプリントアウトしたものを使ってきました。こうしておくと、すぐに在庫が確認
とれた場合、注文が出せます。本当は、私の場合、在庫の確認はメールでなくて、直接電話で確認をしています。
ここらは、英語を必要としますので誰でもというわけにはいきませんが、要は慣れの問題ですので、自分のしゃべ
りたいものを作文(メモ用紙などに書いておく)しておいて、とにかく何をいわれても「私はその楽器が欲しい。これ
から注文する。とにかくホールドしておいてちょうだい!!」ということを伝え、さらにファックスで後で注文書を送る
からということを伝えるのです。 在庫は確認できたけれども、グスグスしていて注文が遅れると、インターネットの
世界は世界中を相手に商売しているわけですから、売れ筋のものはあっという間にオファーが入っていて自分が
注文した時はすでに売れてしまっていた、なんてことにもなりかねません。欲しい物があったら即行動を起こすこ
とです。

送料はいったいどのくらいかかるの?

 海外に注文するのにいったいどのくらい送料がかかるの?と心配される方も多いと思います。私の場合も初めての
注文のときは心配でなりませんでした。具体的には「ギター1台の場合 航空運賃 $230」程度です。当然、何台も
まとめると安くなります。今回、初めてE店に注文したのですが、ここはあらかじめ「航空運賃」も先に請求されます。G
店の場合は、日本国内に到着してから注文者持ちでこちらが支払う必要がありましたが、E店は最初に全て請求され
ます。ちなみに、今回(7月初旬)注文したのは3台。私のフェンダー・リミティッドエディション・テレキャスター、同僚の
S氏のフェンダーカスタムショップ・60ストラト(エボニー指板!!)そして、同じく同僚のT氏のフェンダー・デラッックス・
ジャズベースの3台で、送料が「$494」でした。1台で注文するよりはるかに安くなっていることが分かると思います。
ちなみに、この送料代金は国内の空港、たとえば成田に着いたとしても、この成田から自宅までの「宅配便」代まで含
まれていますので、こちらが支払うのは通関時の円レートに対する購入金額の消費税のみということになります。ちな
みに、3台合計の注文金額が「$3779」でこれに対する国内消費税額は13200円でした。およそ1台につき「4400
円」といった計算になります。通関時の税金はギター等の楽器類は要りません。すなわち0円なのです。

それじゃあ、支払いはと゛うなるの?

 注文するときに、当然支払いの情報を相手側に伝えます。すなわち、オーダー書式の中に、自分が使うカードの番
号、有効期限、氏名等を伝えていますので、それを向こうはブラックリストにのっていないかどうか、審査してから品
物を送ってきます。ちなみに、注文してからどのくらいで送ってくるか。これまでの経験で最短は3日間。すなわち、
ファックスで注文したら、なんと3日目には成田の通関代行業者(そう、地方に住んでいてもわざわざ成田まで出か
ける必要はありません。自動的に成田にある通関代行業者が全て手続きをやってくれます。便利ですねえ!)か
ら電話連絡で荷物が入ったことを知らせてきます。後は、全てこの通関業者がやってくれます。これまでの経験で
は「ヤマト・ユー・ピー・エス」が多かったように思いますし、あのヤマト宅急便と同じ会社ですので、通関が済むと
すぐに宅急便で送ってくれます。ですから、おそくてもファックスで注文しても現品を手にするのは平均1週間以内
が目安となります。

注意すること。

 特に楽器類の注文で注意することが1つあります。私の苦い経験から。いわゆる、ワシントン条約にひっかか
る物が使用されている場合。すなわち、ギター等で「ローズ指板」とカタログにかかれている場合。それが60
年代前後のビンテージ物の場合、「ブラジリアン・ローズウット゛」を意味しています。私は、これを単なる「ロー
ズ」指板と判断して苦い経験をしました。きちんとした店ですと、これらのブラジリアンローズウッド、俗に言う「
ハカランダ」が使用されている場合、輸出許可書を付けてくれます。これを今度は通産省に送って今度は「輸
入許可書」を取得しないといけないのです。とにかく、これが面倒くさい。ただし、やってやれないことはありま
せん。きちんと通常の手続きを踏めば問題なく通関できるのですが、その許可書を取るのに2ヶ月近くかかり
ます。これは、ここでは説明できませんので、また別に解説します。