陶歴

   
  経済産業大臣指定工芸品
        萩焼 伝統工芸士  認定

    萩陶芸家協会正会員
    北浦芸術文化懇話会正会員

    西部工芸展入選
    田部美術館大賞 茶の湯の造形展入選
    西日本陶芸美術展入選
    九州山口陶磁展入選
    現在形の陶芸 萩大賞展入選
窯元紹介
萩焼 一佳窯
 窯元 山口県下関市豊北町大字粟野4112−8

ギャラリー    山口県萩市堀内372−10

         0838(22)9822


    Eメール  onihagi@gmail.com
 

        陶工  宮田佳典

  陶工    宮田佳典

  生年月日   1960年8月4日
  
1988年  萩焼 松唐山にて修業
  1991年   独立 山口県豊北町に移り住む
  
1992年   同地に自分で登り窯を築窯

                    
現在に至る


       
自己紹介

  
 独立したころ、一通りのことは分かってるつもりで
   
したけど、今から思えば何も分かってない半人前
   でした。よく独立してからが本当の勉強だといわれ
   
ましたが、全くその通りだと思います。独立して30
   年、失敗の連続でした。おかげで、ごまかす腕も上
   
がりましたが、焼物のことも少し分かってきたようで
   最近 ようやく陶工としてスタートラインに立てたよ
   
うな気になってます。
とにかく窯を自分で作りたかったです。焼物を
始めようと思ったとき、一番やりたかったことが、
焼物を作るということより、窯を自分で作りたい
ということでした。そのへんちょっと不純ですが、
窯を自分で作ったということが、僕の焼物に対
する考え方の原点だと思います。独立した時、
お金はなかったけど、時間だけは、たっぷりあ
りましたから、中古のレンガを買ってきて、ああ
でもないこうでもないと試行錯誤を繰り返しなが
ら、デコボコの登り窯を完成させました。上の
写真がそうです。ちょうど窯を焚いているところ
ですが、窯を自分で作ると、火の回り方から燠
のたまり方まで、窯の構造をベースに考える
もんですから、無理な焚き方などはしません。
窯詰めなんかも窯に対して素直に詰むように
なります。そして、何より窯を使って焼くという
ことを中心に考えますし、焼きを至上に考えま
す(あくまで僕の場合ですが)。いくら良い形
でも焼きが悪ければつまらない物になりますし、
変な形でも焼きがよければ素晴らしい物になり
ます。マイナス面もありますが、僕はどうしても
窯に一番拘ってしまいます。
萩焼の土にも、きめの細かいもの、荒いもの、
鉄分の多い
物や少ない物といろいろあります。
僕が使ってる土は鉄分が
多く、萩の窯元の中
でも、かなり砂気の多い、荒いものを使っ
てま
す。鬼萩と呼ばれるもので、上の写真がその
粘土と砂の
分量です。砂の量も凄く多いんで
すが、砂の粒の大きさも、
かなり大きなものを
選んで入れます。大変扱いにくいです。普

に手で揉んだだけでは、バサバサして、とても
使えません。 
それで僕は、今はもうほとんど
の窯元がやらなくなった足練り
(下の写 真)と
いうことををやっています。粘土も、うどんと同
じで、足でよく踏んでやると、よく粘りが出ます。
そして、それを、
ある程度の期間寝かせてから
使ってます。寝かせるとバクテリ
アが繁殖して
粘りが一層出るからです。
鬼萩は、土が扱いにくいだけではなく、失敗が多く、
その上、大
変、漏れやすいという欠点を持ってます。
そのせいで、他の窯元さ
んはあまりやってません。
やるとしても茶碗やぐい呑みなどに限定
されてます。
しかし、僕はどうしても鬼萩の焼き味が好きで、向付、

コーヒー、銘々皿、番碗など、ほとんどの日用雑器
でやってます。
ロクロで数を引くと、指先から血が滲
んできますし、高台削りの時
は、手のあちこちが真っ
赤に腫れ上がります。それでも、僕が鬼萩
に拘って
しまうのは、僕が造形や釉薬などより、焼き味を一番
重要
に思っているからです。     
作りについて
萩にお越しの際は
萩焼にもいろいろなものがあります。優しい物、
荒々しい物、伝統的なもの、現代的なもの。土、
焼き、釉薬、作りで本当に変わってきます。私が
どんなものを、どういう風に作っているのか、その
辺のことを・・・
 自分の事でなんですけど・・・
    同じ萩焼といっても 作り手の考え方や
   
その方法でかなり違ったものになってきま
   す。そこで作風というより、僕自身の焼物
   
に対する考え方、作る上での好みや方法
   を紹介させてもらうことで、僕の焼物が少
   
し分かってもらえたらと思いまして、いくつ
   か特徴的なことを書いています
について
について

  土練り3年、ロクロ10年とよく言いますが、本当は
そのあとにロクロ
忘れるのに15年という言葉があり
ます。いったん覚えた技術を忘れる
ということではな
く、訓練された機械のような技術から、個性のある人
間的な技術になるということです。僕もちょっとの間
ですが、職人をやっ
てました。その時、覚えた技術は、
早く、薄く、同じ形にドンドン作るとい
うことでした。独
立してから、その技術に結構悩まされました。もう少
厚く引きたいと思っても、すぐ薄く引いてしまうし、
かなり形をゆがめて作
ったつもりでも、少ししかゆが
んでなかったりとか、自分でこうしたいというものが、
その時の技術に邪魔されてなか
か出来ませんでした。
 
僕は基本的にシンメトリーな形よりも、少しいびつな
形、不完全な形に魅力を感じるので、ロクロもいかに
巧くじゃ
なくて、いかに味わい深くなるかということを
考えて引いてきました。また、ロクロ自体が機械なの
で、作ることに慣
れ、創造することが生産することに
ならないように心がけてきました。

 形を作るということはセンスだと思います。そして、
新しい形を作るということは、創造するいうことを量産
しなけれ
ばいけないと思います。それが陶工としての
本当の仕事だと思います。僕は何につけても量産す
ることが苦手なの
で、そのへんがこれからの僕の作る
ということのテーマだと思っています。       

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