人間の食べ物は与えない

お菓子でも飼い主さんの晩御飯のおかずでも、与えれば犬はほとんどのものは食べてしまいます。

ですが人間の食べ物は、犬にとっては塩分や糖分などが多過ぎて決して健康にいいものではありません。大体、人間とは体の大きさも全然違います。

犬と人間とでは必要とする栄養バランスも違いがあり、犬は、体重1kg当たりに必要なたんぱく質は、人間の2倍くらいと言われており、脂質は少なく、塩分はほとんど必要ありません。

基本的には、総合栄養食のドッグフードと水をあげていれば健康に過ごせます。しつけやご褒美に使うおやつは、犬用のおやつが市販されています。人間のお菓子はおやつにしないようにしましょう。

成長に合わせた食べ物を

犬は、生まれて間もない時期、成犬となった時期、歳を重ねた犬になった場合など、成長に合わせて食事の回数やドッグフードの種類も変わってきます。

生後90日まで
生後60日ぐらいまでは、小犬用離乳食と犬用のミルクをあげます。
生後60日から90日を経過した小犬は、小犬用ドックフードを1日3回か4回、ドライフードであれば水でふやかしてあげましょう。

生後90日から1歳半まで
小犬用ドッグフードを1日3回あげます。一歳を経過したら、少しずつ成犬用ドッグフードを混ぜて少しずつ切り替え、食事の回数も1日に1回か2回にします。

1歳半から7歳頃まで
成犬用ドッグフードを、朝と夕方の2回食べさせます。

7歳以降
年齢とともに動きが少なくなってくるので、低カロリーのシニア犬用のドッグフードを1日に2回あげます。

食事の量は基本的にはドッグフードのパッケージに記載してある量をあげることになりますが、便の回数が少なかったり、小さな粒状のものしか出なかったりしたら量が少ないのかも知れません。

そんな時は少しだけ多めにあげてみたりして様子を見てみましょう。また、下痢が続くようであれば動物病院で診察を受けましょう。



SOLVIDA ソルビダ ドッグフード 室内飼育子犬用

吠えている時にはあげない

成犬の場合は、食事の時間は朝と夕方の一日2回が基本となりますが、いつも同じ時間にご飯を与えていると、犬がそれを覚えて食事の時間になると吠えて催促するようになります。

食事の時間は決めないというのが理想とされていますが、飼い主さんにも自分の生活があり、やはりどうしても規則正しい時間にご飯をあげるようになります。

吠えて催促されたからといってご飯をあげていると、散歩に行きたい時なども、吠えれば要求が通ると思ってすぐに吠えるようになってしまいます。ご飯を出すのは吠えるのが終わってからにしましょう。

また、食べ残したものは、適当な時間が来たら容器ごと片付けましょう。次の食事の時間までずっと置きっぱなしというのは良いことではありません。

食べ残したからといって、別のご飯をあげたり、変わったおやつをあげたりしていると、犬は食べ残せばもっと美味しいものが出ると思ってしまいます。

水は十分に

水が生命活動にとって一番大切なのは、人間も犬も同じです。水不足にならないように、毎日十分な水を与えましょう。食事のように回数を決めるのではなく、いつでも飲みたい時に飲めるようにしておきます。

マグネシウムやカルシウムが多く含まれたミネラルウォーターは、結石などの病気の原因になることがありますので、基本的には水道水を飲ませます。

一日に必要な水の量は

体重3kg・・ 250ml
体重10kg・・ 600ml
体重20kg・・ 1000ml
体重30kg・・ 1,500ml

を目安にします。

犬に食べさせてはいけないもの

犬に食べさせるご飯は、基本的には人間の食べ物は与えないことが重要ですが、それでも時には食べさせてあげたい時もあります。
ですが中には、犬が食べると中毒を起こすものもありますので、以下のものはあげないようにしましょう。

飲み込むと危ないもの
魚の骨や鶏の骨

下痢の原因になる可能性のあるもの
タコ・貝類・エビ・カニ・イカ・牛乳(犬用ミルクは大丈夫)・しいたけ・こんにゃく

中毒を起こす可能性があるもの
コーラ・コーヒー・キシリトール・玉ねぎ・長ネギ・チョコレート・ココア・お茶などのカフェイン類

人間の食べ物
お菓子・糖分や塩分が多い食べ物・かまぼこ、ハム、ソーセージ、ベーコンなどの加工食品・アルコール・唐辛子やコショウ


Top Page

03.小犬を初めて迎える日にしておくこと

05.犬のダイエット

このページの先頭へ