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No.13 部屋に住み着き、飛び降り自殺に招く地縛霊



東京・新宿の、あるアパートで昔起こった事件である。当時、そのアパートに住んでいた、ある一人暮らしの男性が友人宅に電話をかけてきた。
「助けてくれ!俺は殺される!何か得たいの知れない・・幽霊みたいな物がこの部屋にはいるんだ・・!」

その電話は友人にとっては理解しがたい内容だったが・・とりあえず何事かと思い、彼のアパートへと急いだ。友人がアパートに着き、彼の部屋・302号室へと向かおうとした瞬間のことである。

突然「ドサッ!」という音とともに、さっき電話をかけてきた彼が目の前に落ちてきた。飛び降り自殺・・! びっくりして警察を呼び、調査してもらったが、部屋には遺書もなく争った形跡もないことから、発作的な自殺だろう、ということになった。


だがその後、今度はそのアパートの管理人が、夜になると無意識にその部屋に引き込まれるように訪れ、ハッと我に返っては自分の部屋に逃げ込む、というようなことがたびたび繰り返されるようになった。

ある時などは、そのまま302号室のカギをあけ、ベランダまで進んであやうく自分が飛び降りる寸前に意識が戻って、逃げるようにその部屋を後にしたこともあったという。

そんな日々が続いていたが、ある日、その部屋に次の入居者が決まった。それは若い夫婦だったが、引っ越してきて荷物もまだ片づかない翌日、突然管理人のところを訪れてきた。

「やっぱりこの部屋は辞めます! 部屋の中に何かいるようなんです!昨日も変な人影を見て・・もう怖くなって怖くなって・・!」
引っ越してきた翌日にもう出ていくという。

管理人とその部屋に越してきた夫が、アパートの前でそういう話をしているところへ、今度は突然・・その部屋の奥さんが二人の見ている目の前で飛び降りたのだ!
「ドサッ!」という音とともに、二人の目の前には血に染まった奥さんの死体が・・!


理由もなく飛び降りたのかどうかは分からないが、夫は警察に呼ばれて取り調べを受けたという。二件も飛び降り自殺が続いたので、さすがにアパートの管理人も霊能力者を呼び、この部屋を調査してもらった。

霊能力者によると、この部屋には5年ほど前に飛び降り自殺をした30歳くらいの男性がいて、その男性の霊が地縛霊となってこの部屋に住み着いているというのだ。

その地縛霊は、自分の自殺が失敗したものと思いこんで、その部屋に住む住人たちにとりついては、ベランダから飛び降りることを繰り返しているという。
丁重にお祓いをして繰り返しその部屋を供養し、霊の成仏を祈ってもらったところ、それ以後、その部屋にまつわる怪異はピタッとやんだという。



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