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No.18 年齢溯行(さっこう)で前世を語りだしたブライディ・マーフィー事件



催眠術の一つに「年齢溯行(さっこう)」という方法がある。これは催眠状態の中で、その人の年齢をだんだん若くしていき、50歳の人でも自分のことを30歳とか15歳と思わせることが出来る。そして仮に自分のことを10歳だと思わせることが出来ると、自分が10歳だったころの記憶を、はっきり思い出すという。

つまり完全に忘れていた記憶がよみがえってくるのである。この方法で、その人を1歳の時に戻し、そして更に年齢をさかのぼらせ、生まれる以前の数十年前、そして数百年以上前、あなたは何をしていたのか、ということを聞くと、たまにその人の前世のことを話し始める場合がある。


1956年に、アメリカのモーレイ・バーンスティンという催眠術の出来る男が、ルース・シモンズという一人の女性に年齢溯行(さっこう)を行ったことがあった。
この時の実験は見事に成功し、生まれる前の状態に戻された彼女の口からは、驚くべき事実が語られた。

「私は、19世紀の始めにアイルランドに住んでいたブライディ・マーフィーという名の女性でした。1864年に66歳で死に、その後の自分の葬式も一部始終見ていました。」

こうした言葉から始まった彼女の話は、その後、死後の世界での生活を語り、当時アイルランドにあった、建物や湖の話などを始めたのである。

彼女はもちろん、アイルランドに行ったことなどないし、ましてや100年前のその地の状態など知ろうはずもない。たが、彼女の言ったことを、実際に現地におもむき調査を開始してみると、街や建物、湖などが実際に存在することが判明し、しかもかなりの確率で的中していることが分かった。

この一件は後に世間に公表されたために、アメリカでは「生まれ変わり」について大変なブームを呼び、「ニューヨークタイムズ」「リーダースダイジェスト」「ライフ」などの雑誌や新聞社までもが調査に乗り出すこととなった。



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