Top Page  怪事件・怪人物の表紙へ  No.71  No.69


No.70 死体を調理する猟奇的誘拐犯・アルバート・フィッシュ



1928年6月。マンハッタンで当時10歳になるグレースという少女が誘拐された。犯人は大胆にも事前に家族の前に現れており、少女を「私の妹の誕生日パーティに招待したい。」という名目で連れ出し、そのまま姿を消してしまったのだ。

その家族が、ごく最近知り合ったその初老の男(犯人)は、その一家と一緒に昼食を食べたこともあり、すっかり信用していた家族は、何の疑いもなく娘を男の誘いに乗せてしまったのだ。

その初老の男のことをよく調べてみると名前も住所もでたらめで、結局何の手がかりも得られないまま事件は迷宮入りになってしまった。


そしてそれから6年後の1934年11月。一家に、差出人不明の手紙が届いた。中を開けてみると犯人からのもので、そこにはおぞましい内容が記されてあった。

「私は中国で人間の肉を食べることを覚えた。ニューヨークに帰ってから私は二人の男の子を誘拐して殺して食べた。殺す時には、肉をやわらかくするために十分叩いてから殺した。

あなた方一家と昼食を食べた時、グレース嬢が私のヒザの上に座った。その時私は、この子の肉を食べようと決心した。あの日ウエストチェスターの空家へグレースを連れて行き、まず私は素っ裸になった。そして、グレースに『おいで』と声をかけるとグレースはおびえて泣き出した。

逃げようとしたので、すかさず私は捕まえて服を脱がせ、首を絞めて殺した。それから死体をバラバラにして家に持ち帰り、これを食べ始めた。

オーブンでローストにしたグレースの尻の肉はなんとうまかったことだろう。私は9日間かけてグレースの肉を食った。そして私はグレースを犯してはいない。グレースは処女のまま死んでいったのだ。」


この手紙はすぐ警察に届けられた。1934年12月、筆跡と封筒の特徴から、若干難航はしたものの犯人は捕らえられた。犯人の名はアルバート・フィッシュ。現場検証で、自供した通りの場所からグレースの白骨が発見された。

犯人の自供によると
「あの時、グレースを首を絞めて殺した後、首を切り落としました。そして切り口に口をつけて彼女の血を飲み干したのです。その後でナイフを使って胴体のところで身体を切断し、それから完全にバラバラにしました。

家に死体を持って帰ってから、ニンジンやタマネギと一緒に煮込んで9日間の間、毎日食べ続けました。その生肉料理を見るたびに異常な性的興奮を覚えました。」
と供述している。

さらに自分では24年間で400人の子供を殺したと言っているが、この数字には根拠がないものの、数十人単位で殺害しているのは確かで、フィッシュは最終的には電気イスに送られ、その生涯を閉じた。



Top Page  怪事件・怪人物の表紙へ  No.71  No.69