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No.130 地球上で犠牲者となった異星人たち



▼異星人の頭を木の枝で殴る

1996年10月15日、アメリカのワシントン州のシアトルに住んでいる、心理学者のジョナサン・リードは、カスケード山系の山の中を愛犬のスージーを連れて散歩をしていた。

山道を歩いていると、スージーが突然走り出し、何かに向かって行ったようだ。スージーが何か見つけたのかと思い、リードも走って後を追う。

そしてスージーを見つけたが、そこには異様な光景が展開されていた。ピンク色のような、そして人間の体形によく似た、見たこともないような生物の左手に犬のスージーが噛(か)みついていたのだ。

二本足で立っているその生物は、地球上の動物とは思えない。「エイリアン(異星人)だ!」と直感した。
「スージー、離れろ!」

リードは犬に命令したが、スージーはそのまま噛みついている。間もなく、スージーの周りの大気が激しく振動したような感覚があり、その直後、スージーの身体は一瞬にして白い粉と変わり、バラバラになって消滅してしまった。

この生物が武器のようなものを使ったのかどうかは分からない。しかしリードは、可愛がっていた犬を殺された怒りと、次は自分がやられるかもしれないという恐怖心とから、この異星人に挑(いど)みかかった。

近くに落ちていた、わりと太い木の枝を拾い、それを異星人の頭めがけて思い切り振り降ろしたのだ。ガツン、という鈍い音がして、枝はものの見事に異星人の頭に命中した。そして異星人はそのままバッタリと倒れ込んだ。

死んだのかどうかは分からないが、頭から血のような液体が出ており、そのまま動かない。
リードの撮影した飛行物体
リードに暴行を受けた、異星人と思われる生物

リードは、習慣でいつも持ち歩いているビデオカメラを取り出し、この異星人を撮影した。


だが撮影をしている際中、今度は機械音のようなものが聞こえてきた。リードがその方向に目を向けると、そこには地面のすぐ近くを飛ぶ飛行物体が浮かんでいた。

その物体は地球人が乗るような大きさのものではなく、長さが3mくらいで厚さは60cmくらいの超小型の飛行物体である。

異星人の撮影からそのままその飛行物体も撮影し、倒れている異星人をすぐに抱きかかえてリードは家に向かって走った。

逃げている際中、その飛行物体が追いかけたり攻撃をしたりしてくるのではないかと恐怖にかられたが、幸いにもその飛行物体は追ってはこず、無事に逃げ帰ることが出来た。


この異星人の記録を残そうと、リードは家で異星人の死体をビデオに撮影した。身長は約1.4m、手には手袋をしており、見た目は三本指に見える。

口の中には尖(とが)った歯、目の部分は白、頭から出ている血液は黒に近い。外見を細かく観察し、それをノートに書きとめた。

一通りの作業が終わると、死体の腐敗を防ぐためにリードはこの異星人を冷蔵庫に入れた。しかし、未知なる異星人にこのようなことをしてしまったのだ。やはり一人では心細い。

友人であるゲイリーに電話をしてこのことを伝えた。翌日、ゲイリーがリードの家にやって来た。異星人の死体を見せて、この話が事実であったことを強調した。ゲイリーも信じてくれたようだ。


そしてこの事件の三日後、事態は急転する。リードとゲイリーは、不審な電話を受けた。相手は政府機関の者だと名のった。

「全部を渡せば助けてやる。」
一方的にこう言って電話は切れた。

この異星人のことを言っているのか? なぜこのことを知っている者がいる? そして政府の機関とは一体どういうことだろう?
分からないことだらけである。


そして翌日の夕方、リードの家の前に黒い車が停まり、中から二人の男が降りてきた。二人とも上下黒色の服を着ている。
二人の男たちは窓からリードの家を覗き込み、特に何もしないまま再び車に乗り込んで去って行った。

数時間後、またもや同じような脅迫電話がかかってきた。この時、相手の男は自分の所属を「ダークサイド」だと名乗った。

ゲイリーは「ダークサイド」という言葉に聞き覚えがあった。ゲイリーの話によれば、「ダークサイド」とは国家安全保障局に所属する、異星人やUFOに関する事件を隠蔽(いんぺい = 隠す)する役割を担(にな)う組織だという。

身の危険を感じて二人で部屋で話しあっている時、突然家のどこかからか、異質な叫び声が聞こえてきた。冷蔵庫の中からだった。異星人は死んではいなかったのだ。

生き帰った異星人を冷蔵庫の中から出すと、幸いにも襲いかかってはこなかったので、このまましばらくの間でもこの家に住まわせることにした。

しかし地球の食べ物は口に合わないのか、食事はしない。水を差し出すと、水だけは飲んだ。


10月25日、異星人を連れ帰ってから10日が経った日、リードが車で家に帰ってくると、自宅の前にはすでに何台もの車が停まっていた。すぐにピンときた。ゲイリーの言っていたダークサイドの連中だ。彼らがついに家にやって来たのだ。

恐怖にかられたリードは家には帰らず、そのまま車に乗って逃走した。何日もホテルで過ごした後、恐る恐る久しぶりに家に帰ってみると、放火まではされていないものの、自宅の中から異星人に関するビデオや写真、記録などは全てなくなっていた。冷蔵庫までなくなっていた。ゲイリーに電話してみたがつながらない。ゲイリーとも全く連絡が取れなくなってしまった。

また、この異星人に関するデータのコピーを預けていた、別の友人であるドリーが突然の心臓発作で死亡したという連絡も受けた。これらの事柄が関連があるのかどうかは分からないが、リードはとにかくこの街から引っ越すことにした。


▼瀕死の状態で発見された、小人サイズの異星人

死亡し、ミイラ化した異星人。
横から見ると、頭が異様に大きいのが分かる。
2002年10月1日、エンリケ・カリとその一家は、南米のチリ、その南部の町コンセプシオンに滞在して家族で休暇を楽しんでいた。その最中、息子であるフリオが、ある茂みの中で気味の悪い生物を見つけた。

その生物は、10cmにも満たない身長であるが、人間型の体形をしている。肌は薄いピンク色で、体形のわりに頭は異様に大きい。歯は鋭くとがっており、指には長い爪が生えていた。

しかし、この生物には下半身がなかった。動物に食いちぎられてしまったようだ。フリオがこの生物に触ってみると、まだ体温があった。襲われてからそう時間は経ってないようだ。フリオはこの生物を紙にくるんで持ち帰った。

ホテルについた時、紙を開いてみるとまだ生きており、目を一回開けた。日々、少しずつ爪は伸びていっているようだが、その生物はもう動くことは出来ない。

身長を測ってみると7.2cmだったが、下半身がない状態なので実際はもう少しだけ大きいものだと思われる。

その生物は、フリオが拾ってきてから8日目に、もう一回だけ目を開けたが、それを最後に死亡した。死体は冷蔵庫に保管したが、だんだんと黒くなって最後にはミイラとなってしまった。


この一家が、この謎の生物の死体を公表すると大変な騒ぎとなり、10月26日にテレビでも放送された。

セント・トーマス大学の野生動物学者であるアルトロ・マン博士は「有袋類(ゆうたいるい)の仲間であるフクロネズミの可能性が高い。」と結論を出したが、テレビ放送では、三人の獣医たちが「この生物は体毛がなく、下アゴの形もフクロネズミとは異なる。また、頭が異常に大きく、尖った歯があるのもフクロネズミの特徴とは違う。」と発言し、フクロネズミという結論を否定した。

公開された時にはすでにミイラとなっていたが、この生物をよく観察すると、目が妙に吊りあがり、口には鋭い歯が生(は)えている。そして手や身体に比べて頭部が異常なくらい大きい。

異星人であると断定されたわけではないが、その可能性が極めて大きい生物ではある。



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