視覚、聴覚の両方の障害を併せ持つ盲ろう者には、全盲、全ろうの場合だけでなく、弱視・ろう、盲・難聴の重複障害の方々も含まれますが、そういう方々が山口県内には200人程いるといわれております。
その障害は、個々に違い、病状の進行も違うため、障害の重さ、日常生活の困難さが理解されず、その存在すら無視されており、福祉の谷間に置き去りにされているところです。
盲ろう者の存在と現実に抱えるさまざまな課題を広く知っていただき、ご支援を賜りながら、一歩ずつ課題を解決していけば、盲ろう者も日のあたる所に出ることができます。
ただ家の中に居るだけでなく、住み慣れた町で当たり前に暮らすことが盲ろう者の願いですが、現実は外出・コミュニケーションもままならない状態です。
そこで、私達は県内の盲ろう者の集える場所を作ることが必要と考え、「山口盲ろう者友の会」の設立を決意しました。