萩ものしり修士 傾向と対策
傾向
対策
特にありません。問題集そのままの問題に、問題集そのままの3択解答。
ひねりもなく、実にすなおなテストです。合格してねという熱意すら感じられます。
おすすめしたいこと
申込受付がはじまったら、できるだけ早く申し込みましょう。
今回は、受験番号が若い人は『有備館』で受けることができました。
気分もぐっと盛り上がります。もし、受験番号が1番なら、認定証授与式で、合格者代表
のひとりになれるかもしれない。
ありがとう。この傾向は、次回も同じと思われます。
1.問題集をながめる
2.正解にアンダーラインをひく
3.『自信があるマーク』をつけよう
4.『自信があるマーク』をふやそう
6.勝手にイメージをつけよう
さっ、スタートです。まずは、問題集をパラパラとめくってみよう。
なかは大きく、歴史・文化・自然の3章にわかれている。
それぞれに問題と解答・解説がある。
巻末には、毛利氏略系図・主な松下村塾門下生・萩市全図などあり。
案外これが役に立つのだよ。
まずは、きちんと問題を解いてみよう。どの章からでもよし。
大事なのは1度きちんと全部とおってみることです。
そのとき、問題を解くたびに必ず解説もじっくり読むこと。
そして、正解にアンダーラインをひくこと。
正解をぐるっとまるでかこんだりしてはいけない。
必ずアンダーラインだからね。
この1回目がすごく時間がかかるときです。
でも、この作業が大事なんだ。
つぎは、アンダーラインを「しおり」かなにかで隠しながら
はじめから終わりまで解いてみよう。
選択肢はみえるけど正解はかくす。
いちいち解答・解説のらんをめくって正解を確認する必要が
ないから、1回目よりもずっと早くとおれます。
ぜったいにまちがえない自信がある問題には、問題番号にマークをつけておくといいよ。
くりかえしまた、ひととおりとおってみよう。
もっと早くとおれるようになってるはず。
自信がある問題もふえてきてるよね。『自信があるマーク』もふえていくね。
でも、単なる人名、単なる地名、単なる寺社名って、どーもイメージわかないなあ。
そこで・・・
5.別の本を読んでみよう
この問題集に多く登場する『高杉晋作』。とても有名で、全国にファン
も多いと聞くけれど、なぜなんだろう。どこが魅力なのだろう。
・・・という疑問がわいてきました。ここらでちょっと寄り道して、問題集ではない
別の本を読んでみよう。
私は、『月刊松下村塾vol.4 吉田松陰と高杉晋作』(山口産業(株)発行)
をよみました。
読みやすく、写真も多く、実にわかりやすい。
高杉晋作の魅力がほんのほんのすこしわかったような、気がしたような。
さて、その後問題集をとおると、高杉晋作関連の問題がぐっと簡単に思えてきます。
写真やエピソードなど、問題集以外のイメージがついたからです。
ただの人名が、ようやく人になった感じ。
ついでに、他のものにも勝手にイメージをつけてみると面白い。
たとえば・・・「幼いころの吉田松陰にきびしく勉強を教えた叔父はだれか。」
という問題。
答えは『玉木文之進』
この『ブンノシン』っていうひびき、なんとも良いひびきです。
私は勝手に、夏目漱石のようなお顔を想像しました。
『宍戸左馬之介』(シシドサマノスケ)・・・私は宍戸錠・宍戸開タイプを想像します。
『黒河内伝五郎』(クロコウチデンゴロウ)・・・眉毛の太いごっつい山男って感じ。
などと、想像するのは自由です。なんだか、だんだん、お友達のような気すらしてきました。
で、問題集のほうは『自信があるマーク』がまたふえてきました。
もうほとんどOKかな。
でも、どーしてもおぼえられない問題もでてくる。
解答みたら「あーそうだった」って思うのに、解いてるときは思い
出せないんだ。
そういう難しい問題には、『難しいマーク』をつけておこう。
そして、ひたすら覚えるのみ。
8.『魔の○問』をかこむ
試験日の前日は、ひととおり問題をといてみよう。そんなに時間も
かからなくなってるはず。
このとき、『難しいマーク』をつけて覚えたつもりなのに、まだ不安が
残る問題もあるはず。簡単だと思ってた問題なのにまちがえたって
いうのもでてきたりする。
そういう問題は解答も目立つようにぐるりとかこんでおく。
もう、しおりでかくして覚えたりする時間はないのです。
ぐるりとかこんだのは、目立たせておいて直前に短時間でもう一度
目をとおすため。
この『魔の問題』がいくつあるか、かぞえておこう。
私の場合、30問ありました。私の『魔の30問』。
30問なら4〜5分で目をとおせると見当がつきます。
9.最後の仕上げ
当日の朝。
もう時間はありません。問題集のはじめから終わりまで、ひととおり解いてみる。
50〜60分ぐらいかかる。
そして、試験会場に向かう直前に、『魔の問題』を集中して解きましょう。
7.『難しいマーク』をつけよう
以後、問題集はかならず、「しおり」でかくしながら解き、『自信があるマーク』をふやせるように
集中しよう。
さあ、これですべて終わりました。
あとは、楽しみましょう。
運なんていりません、実力でいこう。
最後に・・・
問題集を購入してから合格発表まで、楽しいことばかりだった。
問題集ではじめて知った人名を、町なかの石碑でふと発見することも、佐々並豆腐を食べながら
伊藤博文のことを思うことも、ひさびさに『試験』というものにまじめに取り組むことも。
すべて実に新鮮で面白いものだった。
そして、来年の『萩ものしり博士』っていう目標まで見えてきたからね。
では、つぎはあなたの番です。
試験前にこころがけるべきこと
目標は高く、100点をめざすべきです。合格点の80点をめざすと、79点で不合格にもなりかねません。8割とれればOKとは思わず、1問たりとも落とさない決心をしよう。
萩博物館のセミナーで10点もらえた、あと70点とればいいんだ、などと思ってはいけない。
その70点は問題集からでるんです。問題集を7割がたやったところで不確実だよね。
合格を確実にするために、思いきって完璧をめざしてしまいましょう。
試験当日にこころがけるべきこと
試験がはじまったら、あまり考えこまないようにしよう。3択問題です。しかも、問題集そのままの問題なのです。いちどは解いたことのある問題なわけですから、頭の片隅に正解が残っているはず。わからない問題があったら、最初に正解だと思ったものをえらびましょう。
見直しているときに考え込みすぎてどうしようもなくなったら、最初のひらめきを信じるべきです。