萩ものしり修士への道
1. 検定申込みをする
検定申込書に住所・氏名などを書き込み、「萩まちじゅう博物館」あてにFAXしました。
郵送も可です。
2. 問題集を買う
近くの本屋さんにて、『萩ものしり博士検定問題集』を購入。(\1000)
パラパラとめくってみる。おどろくことに、ほとんどわからない。
これは大変なことになるかも、とちょっと不安。
3. 「受験のご案内」が届く
11月に入ってから、「受験のご案内」が届きました。
試験は11/27(日)9時30分より受付開始、10時30分スタート。
90分、3択100問。
問題集から90問、博物館常設展示から10問でて、80問以上
正解すると合格です。
11/6(日)の萩博物館での「特別セミナー」にて、その博物館
常設展示の説明が聞けるらしい。
これは、ぜひとも参加しなくてはでしょう。
「受験票」も同封されてました。
受験番号は28番。受験番号っていうひびきが実になつかしい。
受験料(\1000)の振込用紙も一緒に入ってました。
さっそく振込み。
とっても気になったのは受験案内の中のこの1文。
当日の服装については、甲冑・着物・ユニフォームなどの衣装着用参加を歓迎します。
うわぁ、これは当日がたのしみだっ。
4.「『特別セミナー」に参加する。
11/6(日)、博物館常設展示の特別セミナーに参加しました。
1日に4回あり、どれも同じ内容なのだそう。
3時からのものに参加。
入口で受験番号を言うと、資料をもらえます。
始まるまでの間、その資料をなにげなくあけてみると・・・。
3択の問題が10問、詳しい説明つきでのっている!
これだ、これが「博物館常設展示」からでる10問だ、きっと。
あぁ、来てよかった、としみじみ思いました。
館長さんのご挨拶に始まりその後、副館長さんじきじきに、資料をもとにした常設展示の解説が
ありました。
参加者からの質問にも詳しく答えてくださって、ほのぼのしたいい時間。
でも実は、その質問自体、私にはよくわからなかったんだなぁ。
そうそう、いつもナナちゃんと博物館に行くたび、ていねいにやさしくいろいろ教えてくれていたあの
おじちゃんは、萩博物館の館長さんだったことが判明しました。
そうとは知らず、「なつみかん選別機」のボールをなんども拾わせてしまってごめんね。
5. いよいよ試験当日
さあ、いよいよ11/26(日)。
会場は、明倫小学校。
9時40分ごろ会場に着くと、もうすてきな服装の人々がちらほら。
テレビクルーもたくさん。
受付に行き受験番号を言うと、試験会場は『有備館』と案内されました。
やったぁ、ここ、いちど中に入ってみたかったんだ。
受験番号によっては、試験会場が小学校の教室のかたがたもあったようです。
『有備館』での受験をご希望の方は、早く申し込んで
60番ぐらいまでの若い受験番号をもらうべきですよ。
中に入ると、こんな感じ。
さあ、入ってみよう。
電球も、天井も、すごくいい感じ。
試験会場としてはとてつもなく暗いけど
『有備館』だからもちろん私は平気。
受験番号28番の席についてぼんやりしていると、つぎつぎと入ってくるのは
着物着用の受験生、奇兵隊の受験生・・・。
野村市長も入ってこられました、もちろん受験生として。
10時から、検定の注意事項の説明がありました。
説明してくださった方は紋付はかま。さすがです。
そして10時30分。
太鼓の音で、検定試験のスタートです。 「どん、どん」
始まるまでの間、みなさん何をしているかというと、顔見知り同士がかるくあいさつしたり
短く話したり。でも基本的には、みなさん、自分の席にすわって静かに問題集を見ている
んですねえ。すごいです、やる気にみちみちている。
問題は、ひっかけやひねりなどなにもなく、実に素直な内容。
本当に、問題集からそのまま90問、プラス、博物館常設展示の特別セミナーの例の10問の
計100問でした。
だから、制限時間90分は十分余裕です。実際には所要時間20〜25分ってとこでしょうか。
スタートから30分経過で、また太鼓がなります。終わった人は退室してもよいという合図です。
「どん,どん」
と同時に、かなりの数の人が退室していきました。
やっぱりみんなも簡単だったんだね。
そのとき私は、2度目の見直しの途中でした。で、最後まで見直してから、ゆっくりと退室。
早く退室する者に1番のやつはいない・・・という学生の頃の私のどーでもいいこだわりをふと懐かしく思い出したりする、これも楽しい。
その後、いったん会場を出て、自己採点で勝手に合格を確信(私ちょっといやなやつ)し、ゆっくりと昼食。
さあもうすぐ2時だよ。合格発表だ。会場にもどろう。
試験会場には、もう人が集まっています。
さあ2時。でも、発表はまだみたい。
係の人の説明がありました。
「合格者が予想以上に多かったので、発表が少し遅れております。もう少しお待ちください。」
おっ、来ました来ました。
合格者の受験番号がはりだされたよ。
28番、ありましたありました。
やったぜ、私はきょうから修士だ。
こんなかんじで番号が並んでいました。
その後、『有備館』にて、認定証の授与式。(自由参加)
「修士のみなさま」とよばれて、すごくうけてしまった。
何名かが代表で認定証をもらう形式。
小学生の合格者(小学生修士と呼ばれてた)や
テレビのアナウンサーの方などなど。
検定試験を一番に申し込まれた方も。
(つまり受験番号1番ね)これはすばらしい。
で、受験票を提示して、白い封筒を頂きました。
中には、認定証とバッジが。
終始なごやかな雰囲気の中、授与式は終わりました。
かえりに、バッジをつけてもらえるよ。(希望者のみ)
これが萩ものしり修士の認定証です。
そして、これが認定バッジです。
これがほしかったんだよね。
ふりかえると、ほんとうに楽しい1日だった。
明倫館、有備館にも入れたし、楽しい衣装も拝見できたし、心地よい緊張感も味わえたし。
なによりも、1冊の問題集を手におおまじめに学び試験を受けた我が同志たちに会えたことが
大きな喜びでありました。
よおし、博士をめざすぞー。来年もうけるぞー。
そう心に誓いそうになっている、現在の私です。
このようにして、修士への挑戦は終わりました。自己採点の結果は、100点!
ふふふ、どうだ、まいったか、でも合格率は90%を超えてたらしいよ。
あなたもわたしもみんなよくがんばった。
次回挑戦するみなさんへ、私の学習法をここに残しておこう。
修士の特典、「萩ものしり修士の集い」の様子はこちら。
平成17年度版