2008年3月〜7月留学日記     
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                平成20年3月〜7月 蘇州大学留学生日記

  《6月30日》
  今日で全ての課程が終了しました。残すは期末テストのみです。もう宿題も出されることはないし、新たに単語を覚える必要はありません。 なんだかポッコリ穴が開いたような感じです。私にとって成績はどうでも良いのですが、テストは一応まじめに取り組むつもりです。 人も少しずつ少なくなり、あの3月初旬の賑わいが懐かしいです。時の流れは冷酷なもの、私のこの生活も残すところ約10日余りとなりました。
  一昨日は4班の日本人同士4人でささやかな食事会をしました。終了後はみんなバラバラになります。一人は進級(5班へ)、 一人は中国で就職(日本語教師をするそうです。)、一人は日本の大学へ戻る、そして私は一旦引き上げ浪々の身。
  健康面では、多少緩くなったことはあるが、お腹をこわすことも無く、風を引くことも無く大過なく過ごせたことは、何よりでした。
  ここで、私の食生活、日々の飯はどうしていたかを書いておきましょう。一部屋の間借りなので全て外食でした。朝は全て学生食堂、 安いのと朝早くからやっているからです。ホテルの朝食もあるのですが、値段は10元〜15元となります。中国の大学は基本的に全寮制なので、 多くの学生が利用します。従って土曜日曜を含め朝昼晩営業しています。ごたぶんにもれず薄暗く、ざわついています。
  面包(肉まん)、油条(揚げパン)、茶蛋(ゆで卵)と豆奨(砂糖が少し入った薄い豆乳)で2.7元が私の朝食でした。食堂では、 食器や食べ残し、ポリ容器など食べ終わった後の物は、そのままテープルの上においたまま去っていくのですが、回収の給食員の方が回収ワゴン を引いて一テーブルごとに回収して回ります。あまり良い光景とは思えません。この習慣も日本とは異なるところでしょうか。
  昼も学生食堂で食べれば5から7元程度で食べられるのですが、あまり美味しいとは思えないので学外のレストランで焼きそばや焼き飯 を食べました。料金は平均的には6から10元でした。
  夜は仲間と連れ立って、色々な店を開拓してまわりました。これは楽しみの一つでした。予算は平均的には15〜30元程度です。 一人30元を超えると贅沢をしたなと言う感じです。当然夕食時にはビールを一本つけます。また、ビールが安いところを探すのも楽しみ、 ビールは1本3元〜12元と色々ですが、一本で済ますかもっと飲むかは5元を基準にしました。
  揚州、四川、広州、蘭州、重慶、東北地方などの看板を掲げた店、屋台、串焼きの店、餃子の店、鍋料理、日本料理店などなど、 やはり安いところへ行くと、それなりの環境になりますが、味はまずまずです。月一回は100元(約1500円)も使う贅沢もしました。 参考までに、部屋代は長期契約で1日40元、一月1200元でした。(電気代は別)
  昨日、7月8日の蘇州→ウルムチのキップを買いました(684元)。汽車のキップは10日前から買うことができます。 ウルムチまで約43時間、こんな長い列車の旅も中国ならでは、天山山脈の大自然、トルファンの火炎山などを見てこようと思っています。
  オリンピックまで、あと38日、セミが鳴き始めました。梅雨もそろそろ終わるでしょう。

  
  
  

  夕暮れは渋滞します