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７月８日２１時３５分蘇州駅を発車した列車は１０日１５時３０分ほぼ定刻どおりウルムチ駅に到着、小学１年生の女の子と手をつないで外へ、駅前で彼女親子とお別れをする。
駅前広場横の鉄路国営旅館へ１泊６０元とある、パスポートを取り出しカウンターへ、外国人はダメ と断られる。仕方なく、近くの三ツ星級のホテルへ、標準部屋で１５０元、お願いすることにした。寝るところを確保した後、帰りのキップを買いに駅へ、予定通り購入できホットする。 新疆ウィグル自治区は、３４ある省区のなかで一番面積の大きな区（１６６万Ｋ㎡）である。当然日本（約３８万Ｋ㎡）よりも でかい。面積の多くが広大な荒地であり、世界で２番目に大きいタクラマカン砂漠を擁している。 その省都ウルムチは人口約２４０万、ウィグル語で「美しい牧場」の意味だそうです。ウィグル民族 が一番多く、主要な建物には、写真の駅ビルのように漢語とウィグル語の併記がされていました。 また、アジアのヘソにあたり、世界で海から一番遠い都市だそうです。当然のことながら、区の政治、文化、 経済、金融、情報、旅遊の中心である。 |
シルクロードがこの新疆ウィグル自治区を貫いている。新疆におけるシルクロードは天山山脈の 北側を通る天山北路、天山山脈の南側、タクラマカン砂漠の北側を通る天山中路、タクラマカン 砂漠の南側を通る天山南路の三路あり敦煌あたりで合流し蘭州へとつながっている。 ウルムチではどんな行動にしようかと考えたが、ウルムチはわりと新しい都市であるし、新疆はでかい、 結局このウルムチを拠点とし、以下の三つの旅遊団を利用した。 １．伊犁那拉提草原四日遊（１１日～１４日） ２．天山天池一日遊（１５日） ←製作中 ３．吐魯番一日遊（１６日） ←製作中 |
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中国の遥か西に来て、一番戸惑ったのが時間の感覚でした。夜の１０時ごろ、やっと夕方で
８時、９時はまだ明るいのです。朝九時ごろ出発するツアーが戻って来るないし宿に入るのが１０時
ごろですから、午後３時ごろが昼食の感じです。
また、夜市がすごかった。ウルムチに宿を取ったときは夜１１時ごろいつも夜市を楽しみました。 食い物の通りとファッションの通りが交差しており、食い物は串焼きが多く、肉はほとんど羊であった。 ここで食事をしている時、隣に来た若いカップル４人に話しかけてみたが、彼らは河南省の鄭州から出稼ぎに来ているとのことであった。 ウルムチ最終日（１７日）は駅前からバスに乗り「博物館」と市民の憩いの場「紅山公園」 へ、博物館は空調機故障のため休館でしたが、外国人は特別に案内するそうで、マンツーマンで１Ｆ、２Ｆの一部を見せていただき、 ３８００年前、２８００年前、１４００年前の本物のミイラとご対面をする。 紅山公園からは市内を見渡し人民公園を通り長江路へ歩き最終日を楽しみ、１８時５７分発上海行きの「Ｔ５４］ 長距離列車に乗り込みました。 |
上海を出発した列車は、蘇州、無錫、常州、南京、ベンブー、徐州、商丘、鄭州、西安、宝鶏、天水、 蘭州、武威、金昌、張掖、嘉峪関、柳園、哈密、?善、吐魯番の駅に停車し終点は鳥魯木斉、総走行距離は約４４００ｋｍ。西安では、車窓から城壁が見えました。 車窓からの眺めは西に行くほど緑が少なくなり、新疆へ入ると、ほとんど荒れ果てた緑のない荒野になり、遠くの山は全て岩はだで、過酷な 自然環境を感じました。この新疆では天気予報の中に「砂嵐」が入ってくるようです。 トルファン近くの車窓からは、葡萄畑が点在するようになりました。採油場も見えました。風力発電のプロペラの林立も眺められました。 アジアで最大級のものでしょう。ウルムチ近くになると天山山脈が望めました。 ４０時間を越える列車の旅、行動範囲は限られてるし、結局は「食うちゃ寝、食うちゃ寝」するしかないようです。 今回おりよく、向かいの寝台に小学１年（６歳）の女の子がいて、彼女の教科書を広げお互い読み比べをしたり列車での長旅、彼女と楽しく過ごせました。 |
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ところで、左の写真は、ホテルの窓から撮ったウルムチ駅前広場ですが、左上に黒こげになったビルがあります。 これは「ドウフイ国際広場（卸売りセンター）」のビル（１２階）で、今年（２００８年）１月２日２０時ごろ４Ｆあたりから出火、 大火災となり翌日１６時ごろ、やっとおさまったようです。夜間気温零下２０度の中、消火作業は困難を極めたようです。消火に当たった消防員３名の方が殉死されてます。 今回は、蘇州を基点とし、１１泊１２日の旅でした。そのうち４泊は車中泊、新疆ウィグル自治区では７泊と今までにない長期の旅でした。 蘇州からウルムチまでの寝台車のキップは十日前に町のキップ売り場で簡単に買うことが出来ました。お値段は６８４元。新疆ウィグル自治区の旅、片道は列車で、片道は飛行機をおすすめします。 |